ほとんどは図書館で借りることが多いのですが。。。

たまに、図書館にそろってないもので、

お安く中古が買えるときは、

読む本が何もなくなってしまったときのために

購入しておくことがあります。

 

このシリーズは、大好きな風野真知雄さんの4巻シリーズ。

 

幕末から明治維新を越えての時代背景。

場所は八丁堀界隈に住む同心の家族と、隣り合った与力の家族。

同心の嫡男、夏之助と小さな時からやたら気が合う

与力の三女、早苗。

二人は同い年の14歳。

大人でも子供でもない頃。

 

なんとなく大人の世界の不合理さも気がついており、

かと言って夢に絶望しているほどではなく

不思議な出来事を耳に挟むと、

二人してあれやこれやと推理をするのが大の楽しみ。

 

謎解きが笑い話で終わらずに、思わぬ事件の謎に迫ってしまう。

15年前の拐かしの真相にせまり、

事故、自殺と思われていた事件は他殺だった。

 

この作家の大好きなポイントは、

作品を通して優しい雰囲気に包まれているところ。

情感が豊かで、心がほっとするんですよね。