皆さんこんにちは、防災部門からです。
お問合せがあったので、ご紹介させて頂きます。
「負荷運転試験をお願いする際に今接続してあるケーブルを外すのか?
外すならそのケーブルの養生方法は?」
というお問合せが過去複数回ございました。
結論から言うと、外すか外さないかは、施設に設置してある発電機の仕様次第で変わります。
(メーカー 型番が同じでも内部の仕様が異なる場合が御座います。)
そして試験用の仮設ケーブルの接続先も選任の主任技術者の意向によって変わることもあるのです。
養生は、低圧なら低圧絶縁シート、高圧なら高圧絶縁シートを使用し絶縁養生を行っております。
なぜこんなお問合せがあったのかというと
負荷運転を実施した業者から、外したケーブルの端子にビニテをぐるぐる巻きにして絶縁完了と説明されたそうです。
これで良いのか?本当に正しいのか確認したかったようです。
調べてみると確かにネット上に、外した接続端子に絶縁テープを直接巻いている動画がアップされてました。
上記の方法がダメなわけではないですが、絶縁テープは粘着テープですので
既設のケーブルの端子に糊が付着してしまうことも考えられます。
その為、弊社では端子をゴムシート(又は、低圧カットシート)で保護した上で
耐圧試験を行った、絶縁シートでさらに養生を行っております。
接続箇所の検電を行い、ゴムシートで保護した上で、絶縁シートで養生実施です。
養生しすぎてダメってことはありませんからね。
またこれは、余談ですが、活線付近なのに、低圧手袋ではなく普通のゴム軍手や長袖を着用せずに腕を出した状態で作業する方が、問題ではないかと考えております。
感電しても痛い目にあうのは、その作業員ですが、作業していた施設、施設選任の主任技術者にご迷惑をかけてしまうわけですからね。