これ以上事態を悪化させたくはなかった。私はEbe2(エベ2)を少し気の毒に思った。彼女は事態を調停しようとしていたのだ。203号が、自分たちの居住区に戻ってチーム会議を開くことを提案した。私はリーダーに対し、308号の遺体の残骸と実験に関わるあらゆる干渉をこれ以上望まないと伝えた。私はリーダーの顔を指さした。Ebe2と医師がそれを翻訳した。非常に実務的な態度の医師は、遺体に対してはこれ以上何もしないと私に言ったが、遺体はもうほとんど残っていないとも助言してきた。
その後、Ebe2は「リーダーは我々が腹を立てていることを心配している」と伝えてきた。我々は彼らのゲストなのだ。リーダーは我々の気分を害したことを悲しんでおり、我々を怒らせたくないと願っていて、遺体にはこれ以上干渉しないと約束した。私はEbe2に感謝し、リーダーにその旨を伝える(原文ママ:relyはrelyだろう)よう頼んだ。
我々は自分たちの小屋に戻った。全員が動揺しており、特に899号がひどかった。私は各メンバーに冷静になるよう言い聞かせた。そして、我々の置かれた状況を説明した。チームの面々もすでに理解してはいたが、我々はわずか11人の軍人に過ぎない。エベンと戦う術はないのだ。我々はエベンと戦争を始めるために40光年の旅をしてきたのではない。勝てるはずのない戦争だ。単純な殴り合いでさえ、勝てるかどうか怪しい。よしんば彼らを叩きのめしたとして、その先に何があるというのか。我々は現状を認識し、それに応じた行動をとらなければならない。私は各メンバーに対し、状況を再考し、308号の遺体に関する事実を受け入れるよう命じた。
私は633号と700号に対し、英語を話すエベンの医師と共に、このクローン作成の手順を調査するよう指示した。彼らが遺体に何をしたのか、遺体について何がわかるのか、そしてエベンによる遺体を使った実験について、すべての事実を把握しよう。
Ebe2が小屋にやってきた。私はEbe2に、633号と700号が308号の遺体の残骸を調査する予定であると伝えた。彼らはまた、308号の遺体に対して行われたエベンの実験についても調査を行う。Ebe2は非常に懸念しているように見えた。この惑星に来てかなりの時間が経過しても、エベンの顔の表情から意味を読み取るのは時として困難だ。Ebe2は、まず「承認(approval)」を得なければならないと答えた。この「承認」という言葉は、Ebe2にとって新しい言葉だった。彼女は我々の言語を読み、学んでいるに違いない。あるいは、単に我々の言葉を拾い上げているだけかもしれない。私はEbe2に、許可を取ってきても構わないが、到着した際に我々には何の(制限もないと言われたはずだ、と告げた)……