Windows 11 が「反応しなくなった」場合は、症状に応じて原因を切り分けながら対応するのが大切です。以下では 軽いフリーズ → 完全停止 → 起動不能 という段階ごとに、具体的な対処法を解説します。
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1. アプリやウィンドウだけが反応しない場合
• タスクマネージャーで強制終了
• Ctrl + Shift + Esc を押してタスクマネージャーを開く。
• 反応しないアプリを選んで「タスクの終了」。
• 例:ブラウザが固まったときに強制終了 → 再度起動。
• ショートカットでデスクトップに戻る
• Ctrl + Alt + Del を押して「サインアウト」や「タスクマネージャー」に進めることも可能。
• Alt + Tab で別アプリに切り替えて様子を見る。
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2. 画面全体がフリーズした場合
• 一時的なハードウェアリセット
• キーボード操作を試す:Ctrl + Alt + Del、または Win + Ctrl + Shift + B(画面ドライバーを再起動)。
• マウスもキーボードも効かない場合は、電源ボタンを10秒以上長押し → 強制終了 → 再起動。
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3. 再起動後に不安定な場合
• セーフモードで起動
• 再起動中に電源ボタンを強制オフ → これを 2~3 回繰り返すと「回復オプション」が出る。
• 「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「セーフモードで起動」。
• ドライバーや最近入れたアプリを削除して改善を確認。
• 不要なスタートアップアプリを無効化
• Ctrl + Shift + Esc →「スタートアップ」タブで無効化。
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4. Windows Update・ドライバー更新
• フリーズが頻発する場合は Windows Update を最新に。
• GPUドライバーや周辺機器ドライバーを更新。
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5. システムの修復
• システムファイルチェック
1. Win + X →「Windows ターミナル(管理者)」
2. sfc /scannow を入力 → システムファイル修復。
• DISMコマンド
• DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth でイメージ修復。
• 復元ポイントの利用
• 「システムの復元」で正常時の状態に戻す。
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6. 最終手段
• 初期化(リセット)
• 設定 →「システム」→「回復」→「この PC をリセット」。
• 個人ファイルを残すか削除するか選択可能。
• 再インストール
• USBインストールメディアを作成してクリーンインストール。
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🔑 まとめ
• 軽いフリーズ → アプリ強制終了。
• 全体フリーズ → キーボードショートカット or 強制終了。
• 頻発 → セーフモードやドライバー更新。
• 改善しなければ → システム修復、最終的にリセットや再インストール。