​彼らの惑星のリーダーたち。医師は、これらの存在は実験のためにここに連れてこられたのだと言った。彼らは知的な存在ではない、と。そこでEbe2(エベ2)が「動物」という言葉を使った。なるほど、ようやく理解できた。これらはすべて、他の惑星から連れてこられた動物なのだ。
​医師は「動物」という言葉を理解していないようだった。Ebe2と医師がエベン語で言葉を交わすと、医師は「そうだ、彼らは動物だ」と言った。私は、この建物の中に知的な生き物はいないのかと尋ねた。医師は「いる」と答えたが、セルポに到着した時には全員死んでいたという。「700(隊員番号)」がその生き物たちを見たいと言ったが、医師は彼らを「生き物(creatures)」ではなく「存在(beings)」と呼んで訂正した。なるほど、どうやら「クリーチャー」は動物を指し、「ビーイング」は人間のような存在を指すらしい。
​まずは、桶の中にいるこれらの生き物たちの特徴を書き留めておくことにする。彼らは皆、似ているわけではない。
​最初の生き物: ヤマアラシのように見える。体内に管が差し込まれており、その管は桶の下にある箱へとつながっている。
​2番目の生き物: 怪物のような姿だ。大きな頭、深く窪んだ大きな目、耳はなく、口はあるが歯はない。体長は約5フィート(約1.5メートル)で、下肢はあるが足首から先がない。腕は2本あるが肘はないようだ。手はあるが指はない。この生き物にも管が通っている。
​3番目の生き物: 何にも例えようがない。血のような赤い肌に、中央に目がと思われる点が2つある。腕も脚もない。非常に奇妙な臭いがした。肌は鱗状で斑点がある。魚のような、あるいは魚そのものかもしれない。
​4番目の生き物: 人間に似ていた。しかし、肌は白かった。肌色としての白ではなく、純粋な「白」だ。肌にはしわが寄っていた。頭は大きく、2つの目と2つの耳、そして口がある。首は非常に細く、頭がそのまま胴体に乗っているかのようだった。胸部は薄く、骨のような大きな突起がある。腕は丸まっており、手はあるが親指がない。脚も丸まっており、足には指が3本しかない。
​これ以上、生き物たちを見ていられなくなった。私たちは別の廊下を通り、ある部屋を抜け、スロープを下って別の部屋へと向かった。そこは病院の病室のような場所だった。たくさんのベッド、あるいは以前説明したエベン式のベッドのようなものが並んでいた。
​それぞれのベッドには、医師が呼ぶところの「生きた存在(living being)」が横たわっていた。医師は、彼らは皆生きており、手厚く世話をされていると言った。「700」が医師に、彼らは病気なのかと尋ねた。Ebe2が通訳すると、医師は「いや、彼らは生かされている(being lived)のだ」と答えた。
……行く場所についての制限。Ebe2(エベ2)は、リーダーと話をすると言った。633と700は試験機器を集め、エベンの研究所を調査するための準備を整えた。我々の時計によれば、約80分後にEbe2が戻ってきた。Ebe2は、私の部下たちが彼らの研究所を訪れても差し支えないと言った。私も同行することに決めた。私自身と633、700は、Ebe2に付き添われて研究所施設へと向かった。
​我々は「ヘリトランスポート装置」——彼らのヘリコプターを我々はそう呼んでいるのだが——に乗せられて移動した。目的地に到着するまでには、しばらく時間がかかった。我々のコンパス(厳密にはコンパスではないが、基準点を設けて測定したもの)の読みによれば、北へと向かったことになる。
​その施設は、エベンの基準からしても巨大なものだった。建物は、窓のない平屋建ての大きな学校のように見えた。我々は屋上、あるいは屋上の着陸帯らしき場所に降り立った。そこから歩道かスロープを通って下へと案内された。この惑星には梯子(はしご)が存在しない。これについては過去の記録にも書いたと思う。彼らはスロープを使うのだ。
​ある部屋に到着した。壁は白い。そこから廊下を通り、別のさらに大きな部屋へと入った。そこで英語を話す医師に会った。他にも多くのエベンたちがいたが、全員が青っぽい色の一体型のスーツを着ていた。過去の記録で述べた彼らの普段の服とは異なるものだった。
​医師の話によれば、この建物(彼は研究所とは呼ばず、単に建物と呼んでいた)の中で行われているすべての実験は、クローン体を作成するためのものだという。我々は別の部屋へと通された。そこには、ガラスの浴槽のように見える容器がいくつも並んでいた。
​それぞれの浴槽の中には「体」が入っていた。私だけでなく、700と754も衝撃を受けた。体だ。奇妙な姿をした体。人間ではない——少なくとも、そのすべてが人間というわけではなかった。我々は浴槽の間の通路を歩き始めた。浴槽の中を覗き込むと、そこには恐ろしい姿をした生物たちがいた。
​私は医師に、この浴槽の中にいるのはどのような生物なのかと尋ねた。医師は、これらの生物は他の惑星から来たものだと答えた。700が医師に「これらの生物は到着したときには死んでいたのか? それともエベンが死体としてここに連れてきたのか?」と問いかけた。医師は、すべての生物は生きた状態でこの惑星に連れてこられたのだと言った。
​700は、それらの生物は誘拐されたのか、あるいは本人の意思に反して連れてこられたのかと尋ねた。医師は「誘拐(kidnapped)」という言葉の意味がよく分からないようだった。医師は困惑した様子を見せた。医師はその質問について聞き返した。700は、これらの生物は他の惑星から連れ出され、本人たちの許可なく、あるいは……
一宮神社(岡田宮の古址)に残る「神籬磐境(ひもろぎいわさか)」の存在は、3世紀頃の古代日本における信仰の形と、軍事拠点としての機能を生々しく伝えています。
​神功皇后の伝承を「古代のリアルな軍事作戦」として捉え直す上で、この祭祀跡がいかなる空間であり、どのように機能していたのかを構造的・呪術的な側面から解説します。
​1. 神籬磐境(ひもろぎいわさか)の本来の構造
​現代の私たちが思い浮かべるような立派な社殿(本殿や拝殿)を持つ神社が成立するのはもっと後世(仏教伝来以降の影響が強い時期)のことです。神功皇后の時代(3世紀〜4世紀頃)には、神は常駐するものではなく、「必要な時に、清浄な場所に降りてくる(降臨する)」と考えられていました。
​磐境(いわさか): 神が降臨するための目印(依代・よりしろ)として、清浄な石や岩を環状や方形に並べて結界を張った聖なる空間です。
​神籬(ひもろぎ): その磐境の中央や周辺に、常緑樹(真榊など)を立てたものです。生命力の象徴である常緑の木をアンテナとして、天神地祇を招き寄せました。
​一宮神社の境内にある跡は、まさにこの「社殿を持たない、古代の極めて原初的な野外祭祀空間」の痕跡です。
​2. 「軍事司令部」としての空間的・呪術的な仕組み
​出兵という国家の存亡をかけた非常時において、この神籬磐境は単なる祈りの場ではなく、**「最高軍事司令部(本陣)」**として機能していました。
​結界による絶対的な権威付け:
石と木で仕切られた空間は、俗世間から完全に切り離された絶対的な聖域です。軍団のトップ(神功皇后)がその中心に入り、神と交信することで、自らの命令が「神の意志」と同義になります。これは、寄せ集めの豪族や兵士たちの意思を一つに統率するための、極めて強力な心理的・政治的装置でした。
​鉄製武器による「破邪(はじゃ)」の呪術:
この祭祀空間に、当時最先端のハイテク素材であった「鉄剣」や「鉄矛」が立てられたり、埋納されたりしました。鉄の鋭利さや冷たい輝きは、物理的な殺傷能力だけでなく、「悪霊や敵の呪詛を断ち切る強力な霊力を持つ」と信じられていました。つまり、最新兵器のハブである洞海湾(東田・枝光エリア)から集められた鉄器群は、ここで呪術的なエネルギーを付与され、最強の「神の武器」へと昇華されたのです。
​3. 一宮神社(岡田宮古址)の地形的優位性
​この神籬磐境が、洞海湾の最奥部に位置する一宮神社(岡田エリア)に設けられたことにも、戦略的な合理性があります。
​湾の奥深くであるため、海流や強風の影響を受けにくく、また外敵からの奇襲(響灘からの直接攻撃)を防ぐことができます。
​静寂に包まれた森の中で松明の火を焚き、煌めく鉄器に囲まれながら神降ろしの儀式を行う空間は、参集した兵士たちに圧倒的な畏怖の念を抱かせたはずです。
​総括:
一宮神社の「神籬磐境」は、単なる古い石の集まりではありません。それは、洞海湾という巨大な兵站基地の頂点に位置し、**「鉄という最新テクノロジー」と「神降ろしという古代の呪術」を融合させることで、大軍団の士気を極限まで高め、三韓出兵という一大プロジェクトを成功へと導いた「古代の精神的・軍事的コントロールセンター」**だったと言えます。