皆様、こんにちはオール顕微鏡歯科診療 顕微鏡歯科衛生士naomiです
皆様、明日から、歯とお口の衛生週間が始まります
昔の虫歯予防デーってやつです皆さんは、最近歯医者さんに行ってますか?
私は現在、定期検診の患者さんしかみていません。今日も半年ぶりの患者さんを拝見していました。
歯が沁みる。。。とのことで、お口の中を拝見したところ、
1つの可能性としては知覚過敏
もう1つの可能性としては虫歯でした。
さて皆さん、虫歯の治療のし時ってご存知ですか
今日、患者さんが、現在しみる症状はないので、もう少し痛くなって我慢ができなくなったら先生の診察を受ければ良いですか?とおっしゃいました。
さて、皆様、これは
Yes
NO
答えは。。。
NO
です。今日の患者さんは、顕微鏡で歯と歯の間の虫歯が見えましたので。。。と言っても、視診だけでは判断できないので、最終的な診断は歯科医師がすることになります。
↑は歯の断面図です。
よく患者さんにお話するのですが、歯を理解するときに、ゆで卵を想像していただくとわかりやすいです。
エナメル質の部分が、ゆで卵の殻の部分、白身の部分が象牙質、黄身が神経、と思っていただくとわかりやすいです。
卵の殻はすごく硬くて、卵の中に異物が侵入するのを防いでいます。そう、エナメル質も同じです。歯の中に細菌が入らないように防御しています。
エナメル質はとても硬いのですが、2層目の象牙質は白身の部分と同じで柔らかく、3層目の神経ももちろん柔らかい組織です。2層目に入った途端、虫歯は急激に広がっていきます。
エナメル質には知覚がありませんので、しみる、痛い、ということであれば、すでに虫歯が2層目に移行している可能性が高いです。
虫歯が大きくなる前に、いち早く虫歯で柔らかくなった部分を取り除き、バリア機能を取り戻さなければなりません。
神経まで虫歯がいってしまった場合には、神経をとらなければなりませんし、神経をとると将来的には歯の持ちが悪くなります
というわけで、皆さま、明日から歯とお口の健康週間です。ぜひこの機会にご自分の歯のことを振り帰ってみてくださいね