皆様、こんにちは。オールマイクロスコープ歯科診療イリタニオフィス顕微鏡歯科衛生士naomiです
先週の土曜日に以前よりお知らせしていました、第24回首都圏滅菌管理研究会が無事に終了いたしました
洗浄、滅菌に、医科も歯科もないっといつも叫んでいるわたくし今回は研究会唯一の歯科職として大会長を仰せつかりました
最近は中材で歯科用器具を扱うことも多くなり、医科、歯科、ともに、歯科用ハンドピースの取り扱いには難儀しているところであることから株式会社ナカニシ様の開発・研究の先生にご登壇いただきまして、歯科用ハンドピースの構造から、メインテナンスまでをお話ししていただきました
naomiと副会長 東京医科歯科大学 久保田英雄 先生
~プログラム~
<感染症基礎講座>
「小児領域の感染管理」 尾花和子 先生(日本赤十字社医療センター小児外科 部長)
<特別講演>
「歯科用ハンドピースの構造と取扱いについて」
高森昭一 先生(株式会社ナカニシ 研究開発部門歯科設計部 部長)
石川隆 先生(株式会社ナカニシ 研究開発部門製品検証部生物学的検証課 主任)
全晃子 先生(株式会社ナカニシ 国内デンタル部NSKアカデミー課 主任)
<特別企画>
滅菌管理部門の将来を担う研究発表 ~研究が現場を変える!~
石田克之 先生(北海道大学病院 物流管理センター 材料室)
小林誠 先生(公益財団法人 榊原記念財団附属榊原記念病院 業務管理部 材料管理課 課長)
酒井大志 先生(越谷市立病院 診療部 滅菌管理室 主査)
<ディスカッション>
<参加自由形ディスカッション>
あなたの職場の悩みごと
個人的には日本赤十字社医療センターの尾花和子先生のお話しが大変興味深かったです。感染症基礎講座。感染症基礎講座は研究会でも歴史のある講演で、第1回目から続いています。
知らない分野のお話しを聞くのは楽しいです
授乳にまつわる、滅菌消毒。
搾乳した母乳を冷凍して保存した後に、回答して授乳する場合の注意点。哺乳瓶や乳首の滅菌消毒。
先生曰く、哺乳瓶や乳首の滅菌というよりも、どちらかというと、調乳する際における感染の方がリスクが高いとのことで、哺乳瓶や乳首は高水準消毒で十分とのお話しで、滅菌という概念は少し違うのではないかというお話しでした。
研究会では企業様が多く、ともすると器械を売りたいために、めっきんにこだわる傾向があります。そこは私たち認識している学術とは違います。
そもそも、滅菌消毒は、患者さんが感染しないために始まったもので、感染しないのに過剰に消毒や滅菌をするのは、コストがかかり現場の負担を大きくするだけのものとなります。
歯科用ハンドピースについても、講演の中で、セミクリティカルと先生がおっしゃっていましたが、これは日本の歯科独特の分類ではなくて、米国CDCが分類しているものになります。
なかなか医科と歯科は難しいな。。。
今後も引き続き考察していかなければいけない課題かと思います。