カレンダーをめっくたら...残りあと2枚になりましたガーン今年も間もなく終了ですねあせる

 

さて、コロナに気を取られているうちに、インフルエンザのシーズンがやってまいりました。コロナで一躍脚光を浴びたワクチン接種。インフルエンザのワクチンも10月から始まっています。

 

今日はインフルエンザのお話しです。

 

ヒトのインフルエンザのパンデミックは

1889年 アジア風邪 A H2N2

1918年 スペイン風邪 A H1N1

1957年 アジア風邪 A H2N2

1968年 香港風邪 A H3N2

1977年 ソ連風邪 A H1N1

2009年 pdm A H1N1

 

今回のコロナでもパンデミックという言葉が使われましたが、パンデミックとは、世界的な大流行の事をいいます。

 

パンデミックが起こるたびにウイルスが入れ替わります。

人間からみるとウイルスが入れ替わる事をパンデミックと呼びます。

 

↓は2018年3月12日の新型インフルエンザ等対策事業者シンポジウムの資料、国立保険医療科学院 健康機器管理研究部 上席主任研究間 齋藤智也 先生の資料ですが、

 

 

コロナウイルスの時にちょっぴり有名になった、ウイルス表面のスパイクタンパク(Sタンパク)。A型インフルエンザウイルスにはHA:ヘマグルチニンとNA:ノイラミニダーゼの2種類のSタンパクがありこの組み合わせによって144種類もの亜型が存在し非常に多様性を持っています。

 

ヘマグルチニンはウイルスが細胞に侵入する際に、ノイラミニダーゼは体内で増殖したウイルスを放出するのに関わっています。

 

季節性のインフルエンザウイルスは主に上気道の上皮細胞に感染します。上気道つまり鼻や喉のあたりで感染すると思って頂ければわかりやすいかと思います。

 

パンデミックを引き起こすH1N1は主に肺胞の上皮細胞に感染します。肺胞つまり肺に感染するので、重症化しやすいのです。

 

現在のワクチンは体の中の抗体を活性化させるのでウイルスが侵入してから働く事になります。感染をさせない効果は残念ながらありません(現在、上気道での感染を防ぐ経鼻ワクチンが研究されています)。ワクチンをしていれば鼻や喉からの感染はもちろん、肺に感染したとしても抗体がありますので重症化が防げます。

 

よくワクチンしていても感染したというのは↑を知っていれば理解できますねニコニコ

 

ちなみに、今回の新型コロナウイルスは、やっかいな事に上気道と肺胞の両方に感染すると言われています。

 

 新型コロナもそうですが、ワクチンは自分を守るだけでなく、社会全体を守る働きもあります。


ワクチンができない人のためにもできる人が接種して集団免疫を高めることも大切ですねニコニコ