皆さま、こんにちは!めっちゃ久しぶりのブログになりました。

なんと3年ぶり。

 

またいつまで続くかわからないけれど、少しずつ更新できたらと思っていますニコニコ

 

こちらのブログは、naomiのメインブログ、歯科用顕微鏡を使った歯科衛生士業務と合わせて、セミナー参加した時や、セミナーで疑問に思った事を深める目的として書き残しています。

 

naomiメインブログ↓

http://microscope-enhanced-dental-hygienist.jp

 

さて、今日は先日参加してきた、有病者の歯科治療の話を備忘録として書き残したいと思います。

 

メモ歯科で注意すべき全身疾患

・高血圧

・脳卒中

・虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)

・喘息

・糖尿病

・骨粗鬆症

 

うーんまずは高血圧。血圧から復習していきましょう♡

最新のものでは日本高血圧学会の2019年ガイドラインが参考になりそうです。

 

良塩(よしお)くんがとってもキュート↓

 

 

 

当医院でも、診療の前に必ず血圧を計測しています。

でも、なかなかその血圧値を診療に活かせていないなーというのが実感です。

血圧って意外に奥が深いのですよねチュー

 

私も、今日は高いですね〜とか、いつもと同じですね〜とか。

血圧が高すぎないかって事や、いつもと変わりないとか、治療に繋げた方が良いなとかその程度しか数値を活かせていません。

 

私が学生の頃は、135mmHgの80mmHgが境界線だった気がしますが、時代とともに数値も変化してゆきますね。医療は日進月歩。情報のアップデートは欠かせませんね。

 

さて、今日注目するのは平均血圧です。皆様、平均血圧ってご存知でしたか?

平均血圧=(上の血圧−下の血圧)÷3+下の血圧で算出します。

平均血圧は臓器灌流の指標となります。

 

通常、脳の血流は血圧が変わっても変わらない自動調節の機序(Autoregulation)があります。しかし、平均血圧が50mmHgを切ると脳血流量が低下します。デンタルショックなどがこの状態です。また平均血圧が150mmHgを越えると脳血流量が増加し高血圧脳症となります。

 

高血圧脳症とは血圧の上昇により脳血流の自動調節機能が破綻し、異常な血圧負担が脳にかかり、脳の浮腫

ふしゅ(むくみ)が生じ、脳症の症状が出現します。症状としては、頭痛、吐き気、嘔吐、意識障害、けいれんなどの中枢神経症状があります。また脳に限らず、腎臓や循環器系にも及ぶ事があるそうで、腎不全や胸痛、呼吸困難などが現れることもあるそうです。

 

好発部位は後頭葉で頭部MRIにて病変が確認されます。治療が適切に行われないと治療不可能な脳障害を生じ、最悪の場合死に至ることもあるそうですアセアセ

 

平均血圧と脳血流量

 
歯科診療の際は平均血圧130mmHgm以下に保ちましょうニコ
 
そして、もし診療所で診療中に血圧が上がってきたら。。。
 
単なる血圧の上昇だけなら処置する必要はありません。座位にして頭に血が上らない様にします。自然に血圧は下がってきます。
 
でも、もし平均血圧が130mmHgを超えたら高血圧脳症の危険性がありますから、アダラートカプセルやアダラート錠を経口投与して血圧を下げます。10分から15分で血圧が下がってきます。
 
もしそれでも下がらない場合は救急車を呼びましょう救急車との事です。
焦っている時の10分て...長いなぁ。。。
 
今までは平均血圧って気にした事なかったけれどモニターによっては、表示されているものもありますので、ぜひ皆様見る機会...表示がなければ自分で計算すれば良いのですけど(笑)平均血圧、気にしてみて下さい。
 
では、今日はここまで。ご参考までにニコ