PMTCとは
プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略です
ヒヨコ

このPMTCをめぐって、様々な意見がありますが、全くもって筆者に同感です。

以下、専門誌からの抜粋です

世界で通用しない“PMTC”

IFDH(International federation of Dental Hygienists)のホームページにはPMTCという単語は出てきません。~中略~

PMTCの盲点

日本において、PMTCが一世を風靡した背景には、「デンタルバイオフィルムを徹底的に除去しなければならない」という概念が存在します。

しかし、歯質より硬い研削材料が含まれた研磨剤で長時間研磨することにより、エナメル質表面に目に見えない深い傷を残し、それがかえってブラッシングなどでは取れない強固なバイオフィルムの定着につながるという報告もあります。

長くPMTCによる研磨のメンテナンスを受けている患者さんの歯面がなんとなく黒ずんできたという実体験をもっている歯科衛生士もいらっしゃるかもしれません。

それは、その清掃不可能な深い傷に新たに色素が沈着したためと考えられます。

理解しておかなければならないのは、染め出されたプラークやたばこのヤニなどを研削材料含有の研磨剤を用いて除去した結果、目に見えない細かい傷が、エナメル質に深く刻みこまれているという事実です。

口腔疾患の原因となるバイオフィルムとは、ブラッシングやフロスなどで除去可能な染め出されたプラークではなく、人為的に刻みこまれた深い傷の中に存在している、セルフケアでは除去できないバクテリアの塊なのです。~中略~

PMTCを再考する

ここでPMTCの提唱者であるアクセルソン教授が、2004年の講演で私たち日本の歯科衛生士に伝えたメッセージを紹介します。

『本当のPMTCとは、“キー・リスクとなる歯”の“キー・リスクとなる歯面”を集中的に清掃することである。回転式ラバーカップとプロフィーペーストをしようして、“ノー・リスクの歯面”の(オーラル)プロフィラクセス(予防的口腔清掃)や研磨(ポリッシング)を行うことはナンセンスである』

アクセルソン教授が本当に伝えたかったことは、「PMTCとは“重要なう蝕のリスクとなる歯”の“重要なリスクとなる歯面”を集中的に清掃することであって、たとえば前歯の唇面などのう蝕に罹患する可能性がほとんどないようなノー・リスクと思われる歯面の研磨を行っても、意味がない」ということではないでしょうか?

アクセルソン教授も、歯質より硬い研削材料が含有された研磨剤を使って研磨することについて、十分に気をつけて考えてやりなさい、とおっしゃっているのです。~中略~

そして、もっとも重要なのは、「どうやったらいいの?」という手技だけに捉われた先見の明のないhow-to思考ではなく、「なぜここを研磨するのか?研磨する必要性があるのか?」という評価的思考能力を鍛え実践することなのです。

(以上 クインテッセンス出版 歯科衛生士2月号より抜粋)

*途中、文章が長くなるために省略しております。歯科衛生士の方は一度原文をお読みいただければ幸いです。

評価するということは、それだけの知識と経験が必要となる。

技術と経験をつんだ歯科衛生士が増えることを祈りたいと思う
目



歯科医院も歯科医師も歯科衛生士もきちんと選びましょう

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