毒ヘビ愛好家20人を調査へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081112-00000095-san-soci
東京都調布市のペットショップが、飼育に許可が必要な毒ヘビを全国に販売していた事件に絡み、関係する全国の警察本部が毒ヘビなどを購入していた愛好家約20人について、飼育実態などの現況調査に乗り出すことが11日、分かった。全国の愛好家が毒ヘビを購入していた実態は警視庁の捜査で判明。警視庁から報告を受けた警察庁が調査を指示したもので、全国の警察本部は無許可飼育が確認されれば動物愛護法違反(無許可飼養)の疑いで立件する。
調査対象となるのは、調布市のペットショップ「黒い森」の経営者、阪東直樹被告(37)=動物愛護法違反罪(無許可保管)などで起訴=から毒ヘビなど飼育に許可が必要な動物を購入した北海道や宮崎県などの愛好家約20人。
警視庁によると、同店はコブラ科の「グリーンマンバ」「トウブブラウンスネーク」など猛毒で知られる毒ヘビを販売していた。アフリカや北アメリカの原産が多く、人に危害を与える恐れがあるとして、国内では動物愛護法に基づく「特定動物」に指定され、飼育には都道府県知事の許可が必要となっている。
しかし、希少な野生動物の国際的な取引を規制する「ワシントン条約」で指定されている種類以外のヘビは正規に輸入することが可能。実際、阪東被告は扱っていた毒ヘビについて「正規の通関手続きを経て、ケニアやエジプト、米国から輸入した」と供述した。
ただ、研究機関などを除いて都道府県知事の飼育許可が下りることはほとんどない。このためペットショップやインターネットを通じて“闇”で売買されているとみられる。
阪東被告は4年ほど前から爬虫類(はちゅうるい)を扱うペットショップを始め、インターネットなどで全国に毒ヘビを販売。これまでに1億円を売り上げたという。同店から毒ヘビを購入した東京都渋谷区の港湾作業員の男(41)=動物愛護法違反罪で起訴=が今年7月、毒ヘビにかまれて自ら119番通報し、警視庁の捜査で阪東被告が毒ヘビを販売していたことが判明した。
その後の阪東被告の供述や押収資料などから、毒ヘビが全国に売られていたことが判明、警視庁は埼玉県や北海道の愛好家が大量に飼育していたヘビを押収した。さらに、全国の愛好家に数匹単位で販売された可能性が高いと報告を受けた警察庁が、全国の警察本部に指示し、毒ヘビが現在も飼育されているかなど飼育状況の調査を指示した。
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