アルプロレザーの困りもの
アルプロレザーは2枚の革を張り合わせてあるため、
接着が剥がれて履き皺に沿って革が浮き上がってしまった。![]()
耐久性もいいと聞いてたのにこれはいただけないなぁ。
見ため的にも、精神衛生上もよろしくない。
しかも、放置すると薄いほうの革(表側)がパックリ割れてしまう。
そこで今回の愚挙っ 「注射器で接着剤を注入」![]()
使用したのは2.5mlの注射筒と18ゲージの注射針。
俗にピンク針という直径1.2mmφの太いやつ。
これくらい太ければ粘性のある接着剤も通るだろう。![]()
あちこち刺さりまくらないように先端を丸めて、さらに
カット面がどっち向いてるか分かるようにマジックでマーキング。
丸めた先端の拡大
もちろんこの場合の注射器は1回こっきりの使い捨て。
まずこれとは別の針で革の浮いたとこの端に切れ目を入れる。
さすがは人間の皮になるべく痛くなく刺すための道具だ。
ほとんど抵抗なくスカッと切れ目が入る。![]()
使用した接着剤は「コニシ・ウルトラ多用途SU」。
よくある黄色い合成ゴム系は両面に塗って乾燥してから張るけど、
多用途SUは「片面に塗ってすぐに張り合わせる」とあるので採用。
というかこれを発見しなかったら今回の愚挙もなかったかもしれない。
この接着剤、空気中の湿気と反応して硬化するそうで、
シューズドクターNのような成分なんだろうか。
注射器に接着剤を入れて、例の切れ目から奥までずずいと挿入。
(写真は試しに挿入したとこなので接着剤は入ってません)
針のカット面を表側の革に押しつけつつ接着剤を押し出し、
革の内面に塗り広げ、針を少し抜きながら指で押えていく。![]()
あぁそうそう、スムーズレザーなら接着剤のはみ出しは
テレピン油で落とせるので覚えておくといいかも。
完成。
よく見ると虫刺されのあとみたいにちょっと盛り上がってるが
気にならない程度、ということにしておく。
でもこの靴は既に7~8か所は接着剤注入してあって凸凹多々。
でも浮き上がってて割れるよりはずっとマシ。![]()




