使えるヘアドライヤー
診療と技工でヘアドライヤーが使える、というお話し。![]()
パラフィンワックスを軟化させて模型に圧接するとき、
火炎で軟化すると局所的に温度が高くて均等な厚みを保ちにくいし、
温湯では濡れてしまって模型に貼り付きにくくて具合が悪い。
そこでヘアドライヤー登場。![]()
吹き出し口から数センチでパラフィンワックス軟化。
軟化するまで少し時間がかかるが、
火炎と比較して均等に軟化しやすく、模型への圧接がうまくいく。
それと圧接し終わる前にワックスが硬化してしまったときも、
ワックス面を再びドライヤーで加熱すればOK。
ユニファーストなどの即時重合レジンを早く硬化させたいときも
温湯の準備は何かとメンドクサイが、
ヘアドライヤーなら常時コンセントinで便利に使える。![]()
できれば机上に立てて置けるようなタイプがあればいいなと思って
↓立てられるように改造したのが、コレ。
緑色のは風量を少なくして温度を上げようという目的で貼り付けた養生テープ。
過熱する可能性があるのでよい子は真似しないように。
しかし、バイトワックスの軟化はうまくない。
水分が少なくなってしまうからか、咬合圧で穴があいたり、
歯面に貼り付き、撤去するときにちぎれてしまうことが多い。![]()
他にもドライヤーと似た器具でホットガンという工作機械がある。
かなりな高温になるので咬合採得のときにメタルフレームに付着した
基礎床用レジンを除去するときに役立つが、
ハンダを溶かすほどの高温になるので要注意。
写真のドライヤーは大学に勤めていたとき、980円で購入した物。
それを診療室でアドヒーシブの乾燥などに活用していた。
当時、後輩がよく借りにきた覚えがあるが、退職するとき
「それ、置いてかない?」と言われたほどの逸品。![]()
その頃はまさかパラフィンワックスを軟化するのに具合いがいいとは
思いもしなかった。
マイナスイオン発生機構なんて必要ないし、
コンパクトな安物が使いやすい。
Y事がーなんて堅いこと言ってないで使ってみて。