昨日書いた観察のポイントは、
その子が今からまだ熱が上がりそうか否か見るためのポイント💝
まだもう少し熱が上がりそう | ある程度あがりきったかな? | |
顔色 | 青白い | ほっぺたがピンク色になっている |
手足の温度 | 指先が冷たい | 温かい |
寒気や震え | ある | ない |
まだもう少し熱が上がりそう、、と寒気がして震えている時は掛け布団をしっかり掛けて室温を少しあたたかくしてあげてください。
体温計で高熱が出ているからといって氷枕はまだ早いです。
熱が上がりきると今度はうって変わって暑さを訴え始めます。
場合によっては汗をうっすらかきはじめます。
そうしたらもう分厚い布団はいりません。
本人が心地よいと感じる程度の掛物の量、室温に調整します。
発汗している際には着替えさせます。
これをどのぐらいにしたらいいの?どう対応したらいいの?と不安からか、しつこく聞かれる方がいらっしゃいますので、私もしつこく答えます。
患者さんの様子をよく見て下さい。そこに答えがあります。
寒いといえばあたためてあげる。
暑いといえば掛物の調整をしてあげる。それだけです。
言葉にできない小さい小さいお子さんも同じです。
解熱剤を使用するのかしないのかも上に書いたのと同じです。
発熱は悪い状態ではありません。
体の中に入った異物から体が侵されるのを防ぐための攻防反応です。
なので、押さえ込む必要はありません。
特にまだ熱が上がりきっていない状態の熱は無理に押さえ込むことにより病気の治癒までの時間を長引かせる事があります。
ただ、熱が高いせいで体がグッタリしている。眠れない。
食事や水分が十分に取れない。
そんな時は解熱剤を使用された方がいいと思います。
お子さんの中にある自然治癒力、体力が落ちてしまっていますから高めるためにも解熱剤を使用した方がいいんですね。
分かりにくいところがあればコメント欄にご自由にお書き下さい。