セカンドインパクト
映画のタイトルみたいな今日のお題。
脳しんとう後の再受傷のこともそう呼びます。
今、相撲界で脳障害の事がちょっと話題になってますね。
なので、今日はこれを書こうと思いました。
スポーツなど頭を大きく揺さぶられるような動作をすると脳に傷が付きます。
豆腐が揺さぶられて、崩れるイメージです。
脳は可逆性が大きいので、一度なら元に戻ろうとします。
(その場合でも、リスクは伴いますし、一回の受傷であっても、加わった力が強すぎると一回でも命の危険があります。)
しかし、戻ろうとしているところにさらに衝撃が加わると、今度は小さな衝撃であったとしても、取り返しのつかない状態になることになることも多いです。
致死率50%とも言います。
私は空手大会の救護で脳しんとうを起こし、逆行性健忘を起こしている方を救急搬送したことがあります。
数日前に脳しんとうを起こして、まだめまいや歩行障害が残っている状態で保育園に来て、どうしても預かって欲しいと頼まれ保育させていただいたことがあります。
おうちでみていただくのが好ましいと話しましたが、どうしても都合が付かないということでお預かりさせていただくことになりました。
そのお母さんにもお話しましたが、セカンドインパクトは本当に危険です。
しかも、私は症状がある間は個別保育をしたかったのですが、集団保育しかできなかったので、転けないか、頭ぶつけないか、ほかの園児からぶつかられないか、毎日ヒヤヒヤしながら受け持たせていただいたのを覚えています。
スポーツ指導をしている方、プロアマ問わず、セカンドインパクト症候群については本当に慎重になって欲しいというのが私の考えです。
1回目の受傷から4週間は安静に。特にめまいや嘔気、歩行障害など症状が出てる間は絶対禁止‼️‼️
(いろんな見解がある事は分かってます。でも、ここでは敢えてこう書いてます。スポーツで死んでほしくない。脳障害を残して欲しくない。これが私の主義で姿勢なので敢えてこう書いてます)
地域でスポーツ指導をしている方や教えていただいている保護者の方も‼️しっかり子どもを安全に指導ができるように子どものスポーツ医学を勉強して欲しいと思います🤗