今日は秋にお子さんに多い呼吸の症状、起座(きざ)呼吸についてお話しします。
起座呼吸、横になって寝ると息苦しくて眠れないので、夜寝る時、上のイラストのような姿勢になって寝られる方がいらっしゃいます。
毎晩このような姿勢で眠る。
しんどそうでないですか?
きっとしんどいです。
でも、横になってしまうともっとしんどいので、この姿勢の方が楽だからと毎晩この姿勢でお休みになられる方が大人にも子どもにもいます。
このような姿勢で休まれる方に多い病気は以下の2つ
⭐️心不全
⭐️気管支喘息
⭐️心不全の方がなぜ、この姿勢を取るか❓
横になってしまうと、心臓や肺に帰ってくる血液の量が多いので、処理しきれず、心臓や肺に血液がたまったままになる。そうなると、各臓器の動きが悪くなり呼吸がしにくくなることから座って寝る事で、肺や心臓に帰ってくる血液の量を減らし、呼吸をしやすくしている。
逆に言えば、減らした量しか血液を処理する事が出来ず、その処理しきれていない血液は別の部位に溜まったままであるという状態なんですけどね。。。
⭐️気管支喘息の場合
気管支喘息はアレルギー反応により、空気の通り道が狭くなり呼吸困難感を来す疾患です。
座ることにより、横隔膜が下に下がりやすくなり、寝ている時より座っている時の方が呼吸できる面積が広いため楽に呼吸できます。
逆に言えば、肺の広い範囲で呼吸しなければ十分呼吸できない為、座る事でカバーするという感じです。
座る事で、痰の排出をしやすくする作用もあります。
気管支喘息のお子さんの喘息キャンプ⛺️にもボランティアとして参加したことあります。
私で力になれる事がありましたら、いつでもご連絡ください🤗