![]() | 青い花 1巻 (F×COMICS) 太田出版() ¥ 1,000 |
まさかの「ガール・ミーツ・ガール」がアニメ化だってさ!(2009-05-03)「放浪息子」で性不同一性障害を扱った作品を描いていることで知られる 志村貴子氏の女子高を舞台にした作品。 なんとまさかの初アニメ化が決定したんですよ。ホント。 松岡女子高等学校に入学した「万城目ふみ」ちゃんと、 藤ヶ谷女学院高等部に入学した「奥平あきら」ちゃんは幼馴染。 小学生の頃はしっかり者のあきらが大人しくて泣き虫のふみを守っていた。 でも、ふみちゃん家の引っ越しで離ればなれに。やがて忘れていった。 が、2人が高校生になってすぐに運命的な再会が待っていた。 通う高校は別々だが「共に女子高」も何かの縁か? ふみちゃんはひとつショックな出来事があった・・・・。 従姉妹の千津ちゃんが結婚してしまう。 実はふみちゃんは千津ちゃんと一線を越えた関係が・・・・・。 身体を許した相手の裏切りともいえる行為にふみちゃんは泣き崩れるしかなかった。 傷心のふみちゃんが高校で文芸部と間違えてバスケ部に入部してしまう切っ掛けとなった 先輩との出会いがあった。 同性愛の女の子と同性愛ではない女の子。 冒険の始まりが「ボーイ・ミーツ・ガール」であることは 宮崎アニメの名作「天空の城ラピュタ」を観れば明白であるが、 では「ガール・ミーツ・ガール」は何のスタートなのか? 付き合うことになった先輩との関係は親友となったあきらにも言うことを躊躇ってしまうような「秘め事」のようなもの。 実は先輩にも秘密があった。先輩は以前はあきらの通っている藤ヶ谷女学院高等部に通っていた。 でも、好きになった演劇部の顧問の先生に受け入れてもらえず退学した。 で、その頃の後輩の女の子に先輩を想い続けている子がいて、あきらの友人。 進むのは茨の道か?はたまたけもの道か? 「女の子」って男の子よりも同性愛に陥りやすいのかもしれないな・・なんて思った。 心細いとき優しくされたら・・・可愛い子を可愛がることも抵抗はないだろうし・・・。 そして「少女性」は陽炎の如き青春のごく一瞬の煌きにも似たものなのかもしれない。 人は「同じ場所に一瞬たりとも留まってはいられない生き物」なのだ。 だからこそこの作品ではそのせつなさが「一層映える」のである。 漂うのは「危うさ」である。嵌りやすく、惑いやすいのだ。 | |
小さく可憐な花達(2006-10-09)内気で泣き虫なふみと、明るくしっかり者のあーちゃん。 幼い頃大の仲良しだった二人は、一時交流が途絶えたものの高校生になって再会。 別々の女子高に通いながら、再び親交を深めていきます。 女の子同士の恋愛と友情を描いたこの作品。 思春期の少女達の揺れ動く心情を実にシンプルに叙情的に描いています。 現代モノですが、何となくレトロな雰囲気も漂ってます。 鎌倉の町並みやカフェ、あーちゃんが通うお嬢様学校などクラシカルで素敵です。 あーちゃんがとても可愛いです。 ふみの道ならぬ恋を理解し、時に叱咤激励する。要所々々で懐の深さを感じさせます。 ふみにとってあーちゃんは恋愛対象じゃないけど、多分誰よりも特別な存在。 ふみの心の中に咲く、小さくて愛おしい青い花―。 あーちゃんがこの先どう恋愛に絡んでくるのか楽しみです。 ところで第一話のタイトル『花物語』は、吉屋信子先生の少女小説のタイトルですね。 (あとがきで志村先生が記念館を訪れる場面があるが休館だった) 吉屋文学はまだ読んだ事ないのですが、これを期に彼女が描く「Sの世界」も読んでみたくなりました。 | |
とってもさわやか!(2006-05-22)んーっ、なんともさわやかな恋のはなしです。 ラブコメとちがって、(自分は全体的に笑いが強いものを、ラブコメかなぁと思うので)大げさかも知れませんが、上品でオシャレかと。 それに背景(特に木陰が)キレイだなぁって感じます。 で、最後に、読んで損はないですよ! | |
おすすめ(2006-05-13)――わたしの好きな人が、女の子だったらどうする?―― 活発な女の子と控えめな女の子、彼女らを中心に物語は進んでいく。 泣いたり、怒ったり、元気になったり、そしたらまた泣いちゃったり。 喜怒哀楽の激しい女の子の、もやもやだけど美しいお話し。 | |
たとえば、りんどうのような(2006-03-06)淡々とした展開と、シンプルな線でいきいきとした性格を持った人物を効果的に表現することで人気を集める志村貴子さんの最新作です。 前作『どうにかなる日々』とはガラリと雰囲気の変わった漫画で、高校一年生となって数年ぶりに再開した二人の幼なじみ、「万城目ふみ」と「奥平あきら」を主人公として物語は進行します(どちらかと言えば、よりふみの方が主人公らしいですが)。志村さんが『放浪息子』や『敷居の住人』などの漫画で培った「まだ大人になりきれない、時に性に戸惑わされる少年と少女」や、学校などでの「なんてことない風景」への洞察心と、その独特の描き方を存分に生かしており、本作はどこまでも綺麗で、けれどもたまにズキッと心の痛みを感じさせるものとなっています。 思春期というのは楽しいばかりではけっしてけっしてないけれど、やはり何物にも変えがたい日々なのです。ヘッセの『春の嵐』の中で、こういった意味の言葉がありました。志村さんが彼の『春の嵐』『青春は美わし』といった題を引用しているのも偶然ではないのでしょう。他のものに関しても元ネタを調べて、読んでみるのもひとつの愉しみだと思います。 主要キャラはみな女の子なのですが、安易な萌え漫画でも百合でもなく、安心して人に薦められます。通う学校の違う二人の生活風景、心境を、うまく交錯させ、「この気持ちわかるわ~」と読者に言わせつつもすぐ次の展開を淡々と用意する。こういう漫画を描く上で、志村さんの右に出るものはいないでしょう。それぞれの学校での美しい生活風景、ふみとあきらの二人の過去の情景、これまでに何があったのかを考えさせずにはいられない『深い』登場人物、味わえるものはたくさんあります。 有名な少年誌の漫画などしか読まない人にはちょっと読みにくいかもしれませんが、いったん慣れた人や漫画を愛好する人には、志村さんがあとがきで言う「なんとなくステキ」といった感覚がわかると思います。バラのような派手な美しさはありませんが、野原にひっそりと青く咲く、りんどうのような作品です。 | |
- 青い花 2巻 (Fx COMICS)
- 青い花 3巻 (Fx COMICS)
- 青い花 4巻 (F×COMICS)
- どうにかなる日々 (1) (Fx COMICS)
- どうにかなる日々 (2) (F×COMICS)

まさかの「ガール・ミーツ・ガール」がアニメ化だってさ!(2009-05-03)
生と死(2009-07-22)
読者によっていろんな読み方ができるかも(2009-07-19)

これを傑作という今の読者層って・・・(苦笑)(2009-05-29)
すまない・・・・・・。(2009-04-22)




