仕事中。
夜に向けていてもたってもいられないので綴っておきます。
昨日、バァチャンが亡くなりました。
みんなの、たくさんの辛いことや悲しいことを引き受けて、
温かな楽しいことを最後まで与えてくれて、
バァチャンは40年ぶりにジィチャンのところにいきました。
笑ったり泣いたり怒ったりって表情は、
顔の筋肉の微細な動きによって造られている。
という、当たり前のことに、
最近のバァチャンのお見舞いに行って気付いた。
もう『目を開いて薄く反応する』ってことが
精いっぱいの『行動』だったんだけど、
今まで生きてきて初めて見たの。
笑っていないバァチャン。
いつもニコニコ。
ニコニコしてない時も優しい顔。
怒っても怒ってないというか、
「こらっ」言われても「ばぁちゃーん」て言える感じっての?
あの時もどの時も
真顔さえも優しい顔だと思っていたバァチャンの顔の表情は、
常に相手を気遣う筋肉の微細な動きによって
造られていただけだったんだ。
と。
いうことに。
表情のないバァチャンを産まれて初めて見て気付きました。
ヒネが、そんなバァチャンを「こあい」って言って、
昔よく「怒ってるの?」って聞かれた自分のことを思い出して、
バァチャンって常に誰かに向ける表情を優しく保っていたんだな~と。
毎週末行っていたお見舞いも、
家族みんなゾロゾロいつの間にか集まってとても楽しかった。
世話好きでギブ&ギブの象徴だったバァチャン。
誰かのお世話ができなくなった状況下でさえ、
時間と空間という形で
最期までみんなに与え続けてくれました。
苦しそうな表情が穏やかな寝顔にかわって、
ヒネもいつものバァチャンだと「あばちゃネンネー(・∀・)」って。
悲しくて寂しくて涙ボロボロだけど
なんだか穏やかな気持ちでもあったり。
たくさんのバァチャンが浮かんできて
仕事していても不意にグッときてしまうんだけど、
気持ちはとても静かです。
バァチャンありがとね。
久しぶりのじぃちゃんの世話、楽しんでね。