ハロウィン・死の舞踏(ザルツブルグにて) | ザスタジオ 熊谷直夫と仲間達(日本アドスペースStaff BLOG)

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みなさん衆院選の投票、行かれました。

そしていよいよ、ハロウィンの宵ですね、

コロナ禍のせいか、去年今年と、すっかり地味になった六本木です。

ということで、数年前のいつもハロウインなオーストリアのザルツブルクで
見かけた大道芸の更新です。


凄い人だかりをかき分けて、覗いてみると、骸骨のマリオネットの舞踏・・・

準備体操に四股まで踏んじゃって・・・







歌ったて踊って、大忙し・・・
見物客の鳴り止まない笑いと拍手喝采!!上々の大人気。

意外にもこういうのって、こちらでは伝統的な見せ物なのだ.
日本人からみれば、ただのグロ!?なのだが・・・








ヨーロッパ文化としての死の舞踏は、死の恐怖を前に人々が
半狂乱になって踊り続けるという14世紀のフランス詩が起源とされ、

生前は王族、貴族、僧侶、農奴などの異なる身分に属しそれぞれの人生を生きていても、
突然の死によって身分や貧富の差なく、無に統合されてしまうという死生観からきてるのだ。

当時は ペストが大流行しヨーロッパ全土で3割の人口が命を落とした。
また、百年戦争の最中でもあり、戦役・ペストによる死者が後を絶たないため、
葬儀や埋葬も追いつかず、いかなる祈祷も人々の心を慰めることはできなかった。

やり場のない悲しみや怒りはペスト=ユダヤ人陰謀説に転化され、
ユダヤ人虐殺や異端裁判(魔女裁判)が行われたり、

教会では生き残って集まった人々に対して『メメント・モリ(死を想え)』の説教が行われ、
早かれ遅かれいずれ訪れる死に備えるように説かれた。

しかし、死への恐怖と生への執着に取り憑かれた人々は、祈祷の最中、墓地での埋葬中、
または広場などで自然発生的に半狂乱になって倒れるまで踊り続けこの集団ヒステリーの
様相は「死の舞踏」と呼ばれるようになった。

人々がこの「死の舞踏」を絵画や様々な芸術にするまでには、およそ一世紀の時が
必要だったことは、当時がいかに混乱していたか、死が身近だったかを物語っている。

まさに、時代は中世の秋、宗教の支配が終わり、時はルネサンス、
そして宗教改革へその歴史のあだ花のような文化・・・

たかだか、大道芸、されど奥はなかなかふかーい物語・・・

撮影 文 熊谷

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