『風姿花伝』『花鏡』を読んでみて。 | ザスタジオ 熊谷直夫と仲間達(日本アドスペースStaff BLOG)

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此の所、休業中なので、読書三昧しています。

今日は『風姿花伝』、歴史上の天才能楽師世阿弥が記した600年前の芸能論。
私が写真道を稽古するうえで目安となるものを表してくれていような気がします。

まだまだ完読とはいかないので、時をかけて勉強させて頂いてます。

そいえば、世阿弥は修行の過程を男時と女時に分けている。

時の間にも、男時、女時とてあるべし。いかにするとも、能にも、よき時あれば、
必ず悪きことまたあるべし。これ力なき因果なり。

そう、因果応報に当てはめるなら、女時が「因」で、男時が「果」。
 
今は女時、何をやってもうまくいかない衰運停滞の時分。
なので、明日向かって力を蓄え、多くを学ばなくては・・・

男時が巡ってきたときに、力を発揮できるかどうかは女時の状態によると思います。




というわけで、本日は風姿花伝の名言から抜粋です。




「住する所なきをまず花と知るべし」

現代訳
美しい花を咲かせ続けるには、停滞することなく、変化し続けなければならない。


写真はある美術館のロケ撮影。






「初心忘るべからず」

常に自身の未熟さを忘れず、稽古を怠ってはならない。






「老骨に残りし花」

芸の窮極を身に悟っている者は、芸をせずしてなお、芸の極致を感受させる。






「秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず」

すべての芸能芸術は、観客に知らせないでおくことで新鮮な感動を与えることができる。







「命には終わりあり、能には果てあるべからず。」

命には終わりがあるが、芸の探求に終わりがあってはならない。


世阿弥のようにひとつのことに集中して一生を費やすようなことをするのは、
現代では社会の多様化によって、ほとんどの人はできないでしょう。

けれど、夢を追い続ける心は誰もが持って欲しいものです。
果てしない道を情熱が枯れないように歩み続けていくことが、
今を生きる私の「花」ではないかと思います。

撮影 文  熊谷

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