エクス・アン・プロヴァンスの少女  | ザスタのクマさん

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好天に恵まれたシルバーウイークも最終日。
昨日の残暑?やや暑い気温と、突き抜けるように高い青空を眺めていたら、
南仏の空を想い浮かべました。

ということで、本日の一枚は、そんな空の下・・・
エクス・アン・プロヴァンスの少女の写真をご紹介します。

緑に囲まれた画家ポール・セザンヌのブロンズの台座に、
迷い込んだ小鳥のように、ちょこんと座っている女の子。

誰かを待っているのか、それとも、遊び疲れて休んでいるのか、
どちらにしても、健康的に日焼けしたお顔にお茶目で快活によく動く瞳、

この姿には、人嫌いだったセザンヌも思わず、微笑むに違いないと思った・・・








エクス・アン・プロヴァンスは、プロヴァンス伯爵領の首都として古くから繁栄し、
現在は学術・芸術都市としてプロヴァンス地方の観光拠点となっている。

また、画家ポール・セザンヌの出身地として知られ、彼の生家、アトリエなどが現存しています。

ポール・セザンヌはポスト印象派の時期に活躍し、「近代絵画の父」として知られ、
後進への手紙の中で「自然を円筒、球、円錐として捉えなさい」と、
この言葉が後のキュビスムに多大な影響を与えました。

そうそう、同時期の画家としてはゴッホやゴーギャンがいます。

因みに、彼の肖像はユーロ導入前の最後の100フランス・フラン紙幣に、
その作品と共に描かれていました。






友人が少なく、人付き合いもあまりなかったセザンヌですが、
一人息子のポールに対してだけは終生変わらぬ愛情を注いだとのことです。

子供は世界の宝ですよね~ラブラブ

撮影 文 熊谷





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