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いまさらですが、10日ほど前、国立西洋美術館で開催中の
「グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家」に行って来ました。
小生もふくめて、皆様の中には「グエルチーノ? 誰、それ」って思う人もおおいかも?
ただ、本展の美術史家・評論家など、専門家達には好評なようで・・・
西洋美術館入り口の大型ポスターを見て、衝動的・・・期待に胸膨らませて入ってみました。
絞り込むのは難儀でしたが、好きだった絵を数点挙げますと・・・
まず,一つは展覧会チラシにも使われている『聖母被昇天』。下から見上げる構図,
たまらなく良いです。天使たちの配置も,これ以上ないというくらい効果的です。
『聖母被昇天』
1622年頃、油彩、カンヴァスチェント、サンティッシモ・ロザリオ聖堂
早熟なグエルチーノは、ほぼ独学で自分の画風を作り上げたといいます。「聖母子像」はその模索の時代に描かれた一枚。深くも柔らかな光が、母と子の横顔を照らします。
母の指にとまる雀。その足に結ばれた白い糸は赤子の手へとつながれています。人の罠におちる運命にある雀と、赤子イエスは白い糸で結びつけられ、母は彼らに待ち受ける運命をじっと見守るようでもあります。
あるいは賛美歌「一羽のすずめ」("His Eye is on The Sparrow" )で歌われるように、神の眼差しは一羽の雀にさえも注がれているという、その解釈を一枚の絵にしたのかもしれません。たとえ小さな命であってもイエスはあなたと運命をともにする、と・・・
『聖母子と雀』
1615-16年頃(ボローニャ国立絵画館)
ちなみに、今回のグエルチーノ展のラストを飾っていたのは唯一見覚えのある絵画。
もともと,国立西洋美術館所蔵の「ゴリアテの首を持つダヴィデ」でした。
かなり頻繁に使われる題材で,カラヴァッジョを始めとして多くの画家が描いていますが,
グエルチーノのそれは緊迫感みたいなのが他の画家より少し薄くて,
このダヴィデは空を仰ぎ見るような姿をしていて、この殺害の許し、聖性みたいなのを求めているような、神話の英雄というより、ヒューマンを感じます。
『ゴリアテの首を持つダヴィデ』
1650 年頃 国立西洋美術館
感想はというと、グエルチーノの絵画は宗教画,神話画が中心で,宗教改革の
後ということもあって写実的なわかりやすさ,伝わりやすいドラマ性などが特徴のようで、
変にペダンチック(衒学的、学問・知識をひけらかす)なところがないのと,
会場も異常に空いていて、小生でも十二分に楽しめてよかったです~
出展総数44点なので、まっ、贅沢を言えば、もっと作品がみたかったぞー
そして、購入したお土産類。
やっぱバロックはいいわ(=⌒▽⌒=)。
詳細
タイトル: グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家
会 期: 2015年3月3日 (火) ~ 5月31日 (日)
開館時間: 午前9時30分 ~ 午後5時30分 (金曜日は午後8時)
※ 入館は閉館の30分前まで
休館日: 月曜日
(ただし、3月30日、5月4日、5月18日は開館)
主 催: 国立西洋美術館、ボローニャ文化財・美術館特別監督局、チェント市、TBS
後 援: 外務省、イタリア大使館
協 賛: こだま印刷、損保ジャパン日本興亜
協 力: サー・デニス・マーン義捐基金、アリタリア - イタリア航空、アルテリア、
日本貨物航空、日本通運、西洋美術振興財団
サイドバーでヴェネチアの額装写真の販売も始めたので、
こちらの方も要チェック!!宜しくです。
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まず,一つは展覧会チラシにも使われている『聖母被昇天』。下から見上げる構図,
たまらなく良いです。天使たちの配置も,これ以上ないというくらい効果的です。
『聖母被昇天』
1622年頃、油彩、カンヴァスチェント、サンティッシモ・ロザリオ聖堂
早熟なグエルチーノは、ほぼ独学で自分の画風を作り上げたといいます。「聖母子像」はその模索の時代に描かれた一枚。深くも柔らかな光が、母と子の横顔を照らします。
母の指にとまる雀。その足に結ばれた白い糸は赤子の手へとつながれています。人の罠におちる運命にある雀と、赤子イエスは白い糸で結びつけられ、母は彼らに待ち受ける運命をじっと見守るようでもあります。
あるいは賛美歌「一羽のすずめ」("His Eye is on The Sparrow" )で歌われるように、神の眼差しは一羽の雀にさえも注がれているという、その解釈を一枚の絵にしたのかもしれません。たとえ小さな命であってもイエスはあなたと運命をともにする、と・・・
『聖母子と雀』
1615-16年頃(ボローニャ国立絵画館)
ちなみに、今回のグエルチーノ展のラストを飾っていたのは唯一見覚えのある絵画。
もともと,国立西洋美術館所蔵の「ゴリアテの首を持つダヴィデ」でした。
かなり頻繁に使われる題材で,カラヴァッジョを始めとして多くの画家が描いていますが,
グエルチーノのそれは緊迫感みたいなのが他の画家より少し薄くて,
このダヴィデは空を仰ぎ見るような姿をしていて、この殺害の許し、聖性みたいなのを求めているような、神話の英雄というより、ヒューマンを感じます。
『ゴリアテの首を持つダヴィデ』
1650 年頃 国立西洋美術館
感想はというと、グエルチーノの絵画は宗教画,神話画が中心で,宗教改革の
後ということもあって写実的なわかりやすさ,伝わりやすいドラマ性などが特徴のようで、
変にペダンチック(衒学的、学問・知識をひけらかす)なところがないのと,
会場も異常に空いていて、小生でも十二分に楽しめてよかったです~

出展総数44点なので、まっ、贅沢を言えば、もっと作品がみたかったぞー
そして、購入したお土産類。
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詳細
タイトル: グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家
会 期: 2015年3月3日 (火) ~ 5月31日 (日)
開館時間: 午前9時30分 ~ 午後5時30分 (金曜日は午後8時)
※ 入館は閉館の30分前まで
休館日: 月曜日
(ただし、3月30日、5月4日、5月18日は開館)
主 催: 国立西洋美術館、ボローニャ文化財・美術館特別監督局、チェント市、TBS
後 援: 外務省、イタリア大使館
協 賛: こだま印刷、損保ジャパン日本興亜
協 力: サー・デニス・マーン義捐基金、アリタリア - イタリア航空、アルテリア、
日本貨物航空、日本通運、西洋美術振興財団
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