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こんにちは!!
ここの処、イタリアの写真が続いたので、今日はフランスから、
ここ数年のジャンヌ・ダルクの足跡を辿った、取材旅行の中からの1枚を紹介します。
場所はシノン、ジャンヌがシャルル王太子に兵を借りに行ったシノン城のある、古い城下町です。
シノンの南端を流れるヴィエンヌ川にて 撮影 熊谷
そして、今製作中のフォトエッセイから抜粋です。
街の南端を流れるヴィエンヌ川にはトゥール島という中州があって、
川の中にじかに森があるように見えます。
この川の流れはよく川霧が立つそうで、湿気を含んだ風の中、
所在なく係留されている朽ちかけた木造の小舟を見ていると、
子供の頃、田舎の小川で遊んだ、日本の原風景を思い浮かべて懐かしくなります。
たった17歳のジャンヌ・ダルクもヴィエンヌ川の橋の上から
霧に煙る水面を眺め、故郷ドンレミのムース川に似たこの風景のせいで
郷愁の念に涙したかもしれません。
もう戻れぬことを思い、小舟の様に揺れていた、彼女のまだ青い春。
熊谷

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