眼下の黄昏、そしてアントワーヌ・サン・テグジュペリ | ザスタのクマさん

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あらゆる芸術、特に写真、デザインが大好きなクマこと熊谷と仲間達の作品。

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今日の東京はあいにくの天気ですが、それを吹き飛ばすような更新と行きましょう。

 
 黄昏の大空へ飛び立てば、やがて眼下には祝福されたような大地、そして海が広がる。

金色に染まるそれは荘厳で、まるでこの世界には戦争も飢餓も貧困も

あらゆる不幸がないように見え、命に満ち満ちているように感じる。

ひょっとすれば、我々の世界は、人類がそのすべき愛の努力を怠り、人が人を憎み苦しめている、

悲しい歴史を繰り返してきただけの事で、本来の姿は眼下に広がるこの美しい世界なのだろう。




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撮影  熊谷

 


 このような光景を眺め、たびたび思い浮かべるのは、

『星の王子様』で日本でも有名な作家サン・テグジュペリです。

彼もこうした風景を目にしながら、創作のアイデアを練っていた事と思います.


 アントワーヌ・サン・テグジュペリは、フランスの小説家・童話作家・飛行機操縦士。

航空郵便や偵察機のパイロットを務めながら文筆活動をおこないました。

1900年リヨンでサン・テグジュペリ伯爵家に生まれ、

彼の幼少期のあだ名は「太陽の王様」で、

ブロンドの髪がまるで太陽のコロナのようだったからです。

この姿のイメージはまるで「星の王子さま」のイメージとピッタリです。

そして、12歳で初めて飛行機に乗り、

1921年兵役に召集され、民間操縦士と空軍操縦士の資格をとり、

1926年ラテコエール航空会社に操縦士として採用される。

『南方郵便機』や『夜間飛行』を書き、作家として成功したが操縦士をやめることなく、

1943年代表作の『星の王子様』出版する。

第2次大戦中の1944年にコルシカ島から単身偵察飛行に飛び立ったまま行方不明となり

2000年5月にマルセイユ沖の海底からサン・テグジュペリの搭乗機の残骸が発見されました。

彼の作品で、代表作となっている『星の王子様』の体裁は児童文学ながら、

中身は、子供の心を失ってしまった大人に向けての示唆に富んでいます。

« l'essentiel est invisible pour les yeux » 「大切なものは、目に見えない」

(内藤濯の訳。直訳は「本質は眼では見えない」)を始めとした

本作の言葉は、生命とは、愛とはといった人生の重要な問題に答える指針として広く知られていて、

この作品の元になったと思われる、1935年のリビア砂漠での飛行機墜落事故の体験は、

サン・テグジュペリによる随筆集『人間の土地』で語られています。

素晴しい作品ばかりなので、是非とも読んで見て下さい。

熊谷



星の王子様公式ホームページ
http://www.lepetitprince.co.jp/

星の王子様ミュージアムホームページ
http://www.tbs.co.jp/l-prince/

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