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昨晩に続いて、今日はイギリス バイブリー村にある
アーリントン・ロウで見つけたベンチを取り上げます。
村の入り口の小屋の裏側で、年代物のベンチを見つけた。
小さな小屋の前にある、それは、よほど注意を払ってないと見過ごしてしまうかもしれない。
何世代かの村人に見守られながら、このベンチは多くの旅人達に憩いのひとときを与えてきたのだろう。
その旅人には、貧しい人も金持ちも、人種や国籍、宗教や信念の違う老若男女がいたに違いない。
ひたすら風雪や夏の厳しい日ざしに耐え、嵐の夜の時もここに踏ん張り続け、
朽ち始めた4本の足や背もたれに、僕は風格さえ感じてしまう。
都会のショーウィンドーに飾られている、素敵なデザインされた椅子よりも、
この時の僕にはこの椅子の方がはるか優しく懐かしい、しかも美しく思えた。
この風景に溶け込んだ椅子は、この家並に欠かせないものに思え、
しばしの間、時が経つのも忘れて見守もり、
この椅子にしっかりと座って目の前に広がるラック湿原を眺めれば
湿原の遠く、西の空は夕映えが始まりかけていた。
さて、今回で、イギリス バイブリーは一旦中締めとさせて頂きます。
まだまだ、写真はたくさんありますが、そろそろ違う村も紹介したいと考えておりますので、
またの機会に紹介していきたいと思います。
熊谷

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