フォトエッセー ランスの街 | ザスタのクマさん

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579年前の1429年7月16日土曜日の夜

シャルル王太子、ジャンヌ・ダルクが王太子の聖別式の為、ランスの街に入城する。

ここで、神によって、王太子はフランス国王として認められることになる。

ランスは、パリの北西約170kmの位置にあり、

パリ東駅から急行で1時間半ほどで到着する。

この街は、第一次世界大戦で大半が破壊され、その後20年かけて復旧された。

1度目、この街を訪れた時「ジャンヌダルク通り」の名前にひかれて、

駅の右側にこの道から、聖別式の行われたノートルダム大聖堂に向かった。

最近の殺風景な建物ばかりの街並みに失望した。

2度目は駅前の公園と、美しい並木道を抜け、




ランス駅前並木 撮影 熊谷


市庁舎を経由して、


市庁舎 撮影 熊谷


J・B・ラングレ散歩道を進んだ、

大正解。古きランスにやっと出合った。



街の中にあった天使像とランス・ノートルダム大聖堂 撮影 熊谷


大聖堂では、ジャンヌダルク像が広場の片端に置かれている。

大聖堂の巨大さに比べるとあまりにも小さく、等身大ほどかもしれない。

馬上で剣を振りかざしている彼女の姿を後方から眺めると、

大聖堂に抗議しているように見える。


ランス・ノートルダム大聖堂とジャンヌダルク像 撮影 熊谷


なぜなら、この街は、国王シャルル7世となった王太子がランスを去るとまもなく、

敵側に寝返ったからだ。ジャンヌの悔しさが伝わってくる。


熊谷