母の愛は偉大だ | ザスタのクマさん

ザスタのクマさん

あらゆる芸術、特に写真、デザインが大好きなクマこと熊谷と仲間達の作品。

フランス ロッシュ城にある ジャンフーケ作(1450年頃作)
モデルはアニエス・ソレルと言われている。


天使達に囲まれた聖母子像







キリスト教では三位一体と(神)子(キリスト)と精霊の三位が一体であるという教義の為、

いささか、男性中心の宗教観をいなめない気がするが,

しかし、実はローマカソリックにおいては聖母マリア信仰も盛んである。


例えば、パリのノートルダム寺院のノートルダムとは我らの貴婦人
を意味し、聖母マリアに捧げられた教会である。


フランスでは、ランス、アミアンなど無数の街に、同姓同名のノートルダム寺院が存在し、


当時の人々は、
母性愛
こそ、無償の愛、最も神の愛に近いと感じていたからに他ならない。


それは多分、キリストが生まれる前、原始的な土着信仰においても
世界規模で母の愛については、同様であったと思う。



余談になるが、この絵のモデルになったアニエス・ソレルという女性は、ジャンヌ・ダルクの次に、

その世紀一の美貌と愛の力によって国王を動かし、


100年戦争
を終わらす、キッカケの人になったと言われている。

しかし、残念なことに平和を目にすることなくまだ20代の若さで彼女は1450年2月9日、亡くなる。


2005年、彼女の遺体調査により死因はヒ素中毒であると確認され、当時あった暗殺の噂が事実として有力になった。


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