皆さん、おはようございます!
土曜日もお読みいただきありがとうございます!!
今日は暖かくなるようですね(^-^)
さて、今年に入り株式投資が話題ですが、今日は伝説の投資家から投資術を学んでみませんか!!
長者番付1位に輝いたこともある投資家清原さんによる
■わが投資術 市場は誰に微笑むか
です!
その職歴や転職の考え、ヘッジファンド立ち上げ、そして実際に投資した具体的な銘柄や赤裸々な失敗談などとにかく面白い一冊です!!
・「自分の考えはみんなと同じ」なら投資のアイデアにはなりません。「自分の考えはみんなと違う」時に投資のアイデアになるのです。そんな投資のアイデアを市場は歓迎し貪欲に取り込もうとするのです
・市場があなたに冷たい態度を取るとしたら、あなたが「自分でよく考えずに大衆に迎合したとき」だけです
・「投資のアイデアを探す」ということは「株価に織り込まれていないアイデアを探す」ということです
・では具体的にどうやって投資のアイデアを探すのでしょうか?大多数の投資家と違う考えでいようと思うなら「常識を疑う」というのが一番楽な方法です
・「常識を疑う」と意味合いは似ているのですが、この本では「counterintuitive」という言葉もしょっちゅう使わせてもらいますが、人々が当然だと思っていることと現実が違うということです。株式投資にとってはとても大事な概念です
・もっともらしい常識でも、「99.99%」正しいと思っても、100%正しいと思うのは有害だというのが私の結論です。特に、株式投資の世界においてはなおさらです
・すべての情報にはバイアスがかかっている
・情報のバイアスについて判断する際、まず一番大事なことは「誰が発信したものか」を知ることです。誰が発したかわからない情報は、情報としての価値が著しく劣ります
・権威のあるすごい人から聞いた話はかえって危ない。ありがたがって信じ込みやすくなりますから
・それと大事なのは情報源の継続性です。変化がないかいつでも確認が取れる情報源でないと
・私はリスクのない世界は「死んだ世界」だと思っています。人間は活きている限りリスクから逃げられません。リスクを完全になくそうと思うのなら死ぬしかありません。リスクのないヘッジファンドなど存在しないし、リスクが小さいことを売り物にしているファンドがあったならかえって怪しいと思った方がいいでしょう
・見るべきは会社が赤字になろうがなるまいが同じ値段で売れる資産がどれほどあるかということです。それに会社が持っている現金を足して全負債を差っ引いた数字がキーなのです。それがネットキャッシュです
・長期的な成長性を見抜くにはどうしたらいいでしょうか?いくつかポイントを示します
1 経営者がその企業を成長させる強い意志をもっているか(必要条件)
2 社長と目標を共有する優秀な部下がいるか
3 同じ業界内の競合に押しつぶされないか
4 その会社のコアコンピテンス(強味)は成長とともにさらにつよくなっていくか
5 成長によって将来のマーケットを先食いし、潜在的マーケットを縮小させていないか
6 経営者の言動が一致しているかどうか
・「株式投資の才能」なんてありません。あるのは「自分の失敗からどれだけ学んだか」だけです
・株式投資のように確率的に考えなければいけないゲームでは「決めつけ」は禁物です。きめつけたとたん、その後に出てくる有益な情報を見逃しやすくなってしまいます
本書では具体的な投資実績やこれからの予測などとにかく面白く、投資家にとって必読書となる一冊ではないでしょうか。
ここまで書いて大丈夫か!?という仰天エピソードも満載ですので、ぜひチェックしてみてください!