皆さん、おはようございます!!
今日もお読みいただきありがとうございます!!
昨日に続き今日も初夏のような暖かさになりそうですねo(^▽^)o
さて、TOBというと市場価格よりプレミアムを付けるのが通常でしたが、ここにきて割安TOBも増えているようです。
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20180315&ng=DGKKZO28108130U8A310C1DTA000
今朝の日経新聞の投資情報欄ですが、
■割安TOB 相次ぐ
という大きな見出しがありました。
記事によると、
・M&A(合併・買収)仲介のストライクによると、2016~17年の国内ディスカウントTOBはいずれも9件(自社株買いを除く)。5件前後の14~15年よりも多い
・確実に成立しやすいため、スピード感を重視する企業が事業再編や株式の持ち合い解消に活用しているもようだ
通常はプレミアムをのせて実施するTOBですが、株価を割安で買える「ディスカウントTOB」が増えているのですね。
一応、TOB価格には制限はないということですが、
・日本ではTOBの価格設定に制限はないが、英国では割安価格は禁止されているほか、米国でも合理性の観点などから難しい
また市場価格より割安で買えるので買い手は嬉しいでしょうが、その妥当性や説明責任など論点が多いTOBですね。
・TOBに詳しい清原健弁護士は、「本来、市場価格で売買できない取引は、合理的・効率的な市場の形成につながらない」と指摘。そのうえで「代替手法も検討したうえで最終的にディスカウントTOBを選んだ、という合理性を証明できるかが重要だ」と語る