SAO二次創作


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ユリウス「下がっていろ……鋼牙衝(こうがしょう)!」

ラスティ「……強い……」

ノエル「魔物を一撃で……!」

ユリウス「怪我は深くないようだな」

ラスティ「あの、ありがとうございます」

ユリウス「ここは危険だ。早く町へ向かうことだな。今、ログアウトができない状態になっている。あの通達を見ただろう?」

ラスティ「あのメールのことですよね?」

ユリウス「そうだ。ゲームオーバーになれば命を落とす。その前に安全な場所に避難することだな」

ラスティ「あ、あの! ……行っちゃった」

ノエル「すごく強かったね。でも誰なんだろう? 名前聞きそびれちゃったね」

ラスティ「うん……それより、町へ急ごうよ。あの人が言ってたみたいに、ここは危険みたいだし」

ノエル「うん、そうだね」



ラスティ「バグ、かぁ……なんでこんなに重大なバグがいくつも発生しているんだろう。ベータテストの時は問題なかったのに」

ノエル「ベータテストに参加してたの!? すごーい! どこまでいったの?」

ラスティ「一応、最後のダンジョン近くまでは行ったんだけどね。あーあ、記念すべきクリア百個目のゲームになりそうだったのになぁ……」

ノエル「そんなにゲームしてるの!? すごーい……! 私、ゲームほとんどしたことないから尊敬しちゃう」

ラスティ「はは……大したことではないと思うけど。でも、さっきの人本当に強かったなぁ。憧れるよ。僕もいつかはあの人みたいに強くなれるかなぁ?」

ノエル「ラスティならなれるよ! だってあの状況であんなに的確に指示出せる人なんていないよ! ゲーマーでベータテストもほとんどクリアしてるラスティなら、あんなキザぶってる男なんて、レベルが上がればすぐに追い抜いちゃうんだから!」

ラスティ「はは……だといいけど」

ラスティ「……それより、さっきの人たち、本当に……死んじゃったのかな」

ノエル「……うん、多分」

ラスティ「……」

ノエル「ラスティ、大丈夫?」

ラスティ「……うん。早くゲームをクリアして、少しでも犠牲者を増やさないようにしないと」

ノエル「そうだね。この町の近くにダンジョンがあるから、まずはそこをクリアしにいこうよ」

ラスティ「うん。でも二人だと危険だなぁ……まだレベルもそんなに高くないし。町で誰か仲間を探してみようよ」

ノエル「えー、私はラスティと二人っきりの方が嬉しいのに~」

ラスティ「えぇ!? そ、そんなこと言ったって……ベータテストの時は3人で行ってなんとかクリアできたくらいだったし……」

ノエル「ふふ、冗談だよ。じゃあ人を集めに行こうか」



ノエル「あの、一緒に近くのダンジョンに行ってくれませんか? 仲間を探しているんですけど」

男の人2「ダンジョンへ? 誰がそんな所行くか! 死ぬかもしれないじゃないか!」

男の人3「あんたたちもそんな所行くのやめて、この町にいろ。町は唯一の安全地帯だぞ」

ノエル「もう、意気地なしね! 行こう! ラスティ」

ラスティ「う、うん。あの、ありがとうございました」

ノエル「お礼なんていいの!」

ラスティ「う……ごめん」

ノエル「ご、ごめん! 謝らないで! ちょっと口調が強かったよ、ごめんね?」

ラスティ「ううん、いいんだけど……」

ノエル「それならよかった! 嫌われちゃったかと思った! それにしても、全然協力してくれる人いないね」

ラスティ「うん。みんな死ぬのが怖いんだよ。僕だって怖いし……」

エミリア「あの……」

ノエル「王子様がそんな弱気なこと言わないの!」

エミリア「あ、あの……!」

ラスティ「はは……王子様って……」

ロレッタ「話を聞くロレー!」

ラスティ&ノエル「わあ!?

ラスティ「人形が……しゃべった!?

ノエル「しかも可愛くない!」

ロレッタ「可愛くないとは失礼なやつロレ!」

エミリア「ロレッタ! あの、エミリアと言います。えっと、ダンジョンに行くんですよね? 私もご一緒させてくれませんか?」

ラスティ「キ、キミが?」

エミリア「でも、小さい子を連れて行くなんて……」

ロレッタ「エミリアは強いロレ! 見た目で判断しちゃダメロレ!」

エミリア「あの! 足は引っ張りません。ロレッタと前衛で戦えますし、回復術も使えますから、お願いします! 一緒に行かせてくだ……さい……」

ラスティ「……どうして手伝ってくれるの? もしかしたら死んじゃうかもしれないんだよ?」

エミリア「エミリア、現実に戻りたいんです。家族や友達に会いたい」

ラスティ「わかったよ。ノエル、戦力に問題はないみたいだし、どうかな?」

ノエル「ラスティがそう言うなら大丈夫なんだろうし……わかったよ。よろしくね、エミリア、ロレッタ」

エミリア「! よろしく、です!」

ロレッタ「よろしくロレ!」

ラスティ「それじゃあダンジョンへ向かおうか」



エミリア「ロレッタ!」

ロレッタ「行くロレー!」

ラスティ「はっ! やぁっ!」

ノエル「ユニットドライブ!」

ラスティ「奥まで来たね。それにしてもエミリア強いね!」

ロレッタ「ロレッタも強いロレー!」

ノエル「はいはい」

エミリア「あ、ありがとう、です。ラスティ、回復しますね……ヒール!」

ラスティ「ありがとう、エミリア」

ノエル「む~、私にも回復術が使えたらな~」

ラスティ「ノ、ノエルの魔法にもいつも助けられてるよ」

ノエル「本当に~?」

ラスティ「本当、ほんと――危ない!」

ノエル「きゃっ!」

エミリア「魔物、です」

ラスティ「ボスってとこだね。ノエル、怪我はない?」

ノエル「キャー! 私を敵から守ってくれるなんて、ラスティかっこいい!」

ラスティ「い、いいから行くよ! みんな!」

ノエル&エミリア&ロレッタ「オーケー!(です)(ロレ)」

ラスティ「はぁっ! やぁっ! ――うわぁ!」

ロレッタ「ロレロレロレー! ――ロレ~!」

エミリア「ロレッタ! ラスティ! 今回復を……きゃあ!」

ノエル「ユニット――きゃあ!」

ラスティ「つ、強い! ベータテストのときより強くなってる……?」

シルヴィオ「お困りみたいだね~みなさん?」

ラスティ「だ、誰!?

シルヴィオ「爆流(ばくりゅう)(けん)!」

エミリア「た、倒した……です」

ラスティ「あ、あなたは一体……!?