SAO二次創作                         


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 プロローグ



ラスティ「MMOバーチャルリアリティ技術を搭載した新型RPGナーヴギアを介し、全ての脳波を仮想空間へ送ることで現実と変わらない臨場感が味わえるダイブ型のゲーム、ジェネクス・フェイト・オンライン、通称JFO。ネット予約は秒殺。店舗販売は発売前日から列ができるほどだった。そしてそのゲームの公式サービスが一週間前に開始された」




 第一話 ログイン



ラスティ「よし……っと。大分遅れをとっちゃったなぁ。頑張って他のプレイヤーに追いつかないと。ベータテストをやってから時間も経ってるし、 なんだかリアルすぎてやっぱりログインしてる実感が無いや」

女の人1「キャー!」

男の人1「助けてくれー!」

ラスティ「えっもうイベント!? ベータテストの時はなかったのに……。チュートリアルかな? 剣は持ってるし……参加するべきだよね。よし、チュートリアルの魔物なんてこっちはノーダメでしょ。さくっとやってやるぞ!」

ラスティ「ていっ! やぁ! つ、強い……!?

女の人1「嫌ぁああああ!」

男の人1「うわぁあああ!」

ラスティ「みんな消えてる!? ゲームオーバーになったのかな? それにしては本当にリアルだし……うわっ!」

ノエル「危ない! ユニットドライブ!」

ラスティ「魔法!?

ノエル「ここは私が倒すから、キミは隠れてて! ……って、きゃあ!」

ラスティ「危ない! 魔術師は詠唱があるんだから、僕が攻撃を受けている間に早く詠唱を!」

ノエル「わ、わかった!」

ラスティ「ていっ! はっ! 焦るな……他のゲームと同じ、ベータテストの時と同じだ。詠唱中は防御! くっ!」

ノエル「ユニットドライブ!」

ラスティ「よかった、倒した……」

ノエル「危なかったね。大丈夫だった?」

ラスティ「うん。助けてくれてありがとう。ゲーム開始直後にゲームオーバーになるところだったよ」

ノエル「ここ最近、チュートリアルの魔物が強くなって、冒険者たちを倒してしまっているんだって。バグか何かだと思うんだけど……」

ラスティ「それより怪我はない? この世界だと痛みとかも全部リアルに感じちゃうんでしょ? 平気だった?」

ノエル「……心配してくれるの? 私は大丈夫。キミが前衛で私を守ってくれたから……」

ラスティ「えっ? と、当然のことをしただけだよ。魔法を唱えるまで魔術師を守るなんてゲームじゃ当たり前――」

ノエル「ううん! 私、ゲームってあまりやらないからわからないけど、こんなリアルな世界で勇敢に私を守ってくれるなんて……あ、私ノエル。キミは?」

ラスティ「えぇっ!? えっと、僕はラスティ――」

ノエル「ラスティは私の王子様だね! 良かったらまた一緒に戦ってくれない?」

ラスティ「えっ王子様!? 一緒に戦うのはこ、こんな僕で良ければいつでも……」

ノエル「嬉しい! 私、仲間を作ってもみんなゲームオーバーになってから戻ってこなかったから、ずっと一人でいようって思ってたの。でもラスティは違うよね!」

ラスティ「そうだったんだ……うん。僕はこのゲームをクリアするまで何度でもやり直すよ」

ノエル「ラスティ……あ、そろそろログアウトするから、よかったらまた町で会おう?」

ラスティ「僕もこのバグを会社に報告しに一度戻ろうかな」

ノエル「キャー! わざわざバグを報告に行くなんて正義感あふれる~」

ラスティ「はは……そ、そんなことないと思うけど……」

ノエル「それじゃあログアウトしようか」

ラスティ「うん、それじゃあまた」

ラスティ「……ってあれ? ログアウトできない? あ、メールが来てる」

ノエル「メール?」

ラスティ「うん。緊急通達ってやつ。ノエルのところにも来てない?」

ノエル「あぁ、これなら数日前に来てたやつだよ」

ラスティ「数日前って、ノエルいつからログインしたままなの……ていうか、メールはすぐ見た方がいいよ。緊急通達だし」

ノエル「なんだか時間の感覚が狂っちゃって。えーっと、メールの内容は……っと」

ラスティ「えーと、ゲームシステムにバグと思われる不具合が発生。現在ログイン中のプレイヤーはログアウト及び強制終了の操作が不可能となっております。」

ノエル「また、システムバグにより外部からナーヴギアが取り外されたり、強制終了された場合、ナーヴギアを通し脳波を調節、制御しているためプレイヤーの脳は破損、損傷し」

ラスティ「最悪の場合死に至ります……」

ノエル「どういうこと!? ログアウトできないって……」

ラスティ「まだ続きがあるよ。ゲーム内で死亡した場合、いかなる蘇生手段も行えず、その死は現実のものとなります……じゃあさっきの人たちはみんな……」

ノエル「まさか……だってこれはただのゲームでしょ!?

ラスティ「ノエル、危ない!」

ノエル「ラスティ!? また助けてくれたの?」

ラスティ「えっ……そ、そんなことよりまた魔物だよ! 攻撃は僕が防ぐから、ノエルは魔法を!」

ノエル「うん!」

ラスティ「くっ……さっきの魔物より強い!」

男の子「な、なんだ? ログインしたと思ったらいきなりチュートリアルか!?

女の子「どういうことなの!?

ラスティ「いけない! 来ちゃいけません! 逃げて!」

男の子「う、うわぁあああああ!」

女の子「きゃああああああ!」

ラスティ「この……! う、うわぁ!」

ノエル「ラスティ!」

ラスティ「い、痛い……痛みまでリアルなのか……僕、死にたくない!」

ノエル「ラスティ、危ない!」

ユリウス「裂斬(れつざん)(けん)!」

ラスティ「あ、あなたは?」