こんばんは
東日本大震災から10年。
あの時の揺れは本当に怖かったし、
ビルが倒壊して、死ぬかもしれないと思った瞬間。
なんとか深夜3:00頃に帰宅でき
翌日テレビでみる映像に驚愕し、
各地で凄まじい被害が出ていたのは
ご存知の通りです。
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いつだったかの災害のニュースで
水道や電気のライフラインが止まり、
体育館に避難している方々のレポートで
かなりうる覚えですが、
「〇〇(物資)が必要だ」
「透析の予備がない、あと3日分しかない」
というような映像を見たことがありました。
自分が多発性嚢胞腎で
将来、人工透析になるのはわかっていましたが、
その時は透析=血液透析しか知りませんでした。
人工透析ができない=死
透析ができないことは死を意味していると思います。
病状の程度にもよりますが、透析患者は
『透析によって生かされている』
“透析液があと3日分。それは大変だ”
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自分の透析導入が迫ってきた事により、
人工透析の治療の種類には
血液透析のほかに腹膜透析があるということを知ります。
腹膜透析は機械を使い、電気が必要だと知ります。
※種類によります。
その時に思い出したのが、あの時の
「透析の予備がない、あと3日分しかない。
充電池が切れてしまう。電気がないと・・・」
というような事をおっしゃっていた事を思い出したのです!
ニュースを見た当時はピンとこなかったのですが、
今思うと充電池=エネループで
その方は血液透析ではなくもしかして、
腹膜透析の方だったのでは?
必要だったのは、透析液ももちろんですが
電気だったのかもしれません。
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先月、病院から配布されたものの中に
災害対策マニュアルも入っていました。
細菌が入ってしまった場合の、
対処法のレクチャーは受けましたが、
あとは「読んでおいてねー」と言われただけでした。
(ちゃんと読んでいなかったわけですが・・・。)
改めて目を通してみると
緊急時に備えて用意しておくものが記載されていました。
使う日がこない事を願いつつ
いざという時のために早めに用意しておこうと思います。
自分も透析患者の立場になり、
3.11という日が災害について見直す良い機会になりました。
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先月地震があり、
東日本大震災の余震とも言われていましたね。
奇しくもその時は入院中で
カテーテル挿入術を終えた数日後の夜。
消灯後、あちこちから
けたたましく響き渡るスマホの警報音。
術後の傷口が痛み、
まだリクライニングなしでは
起き上がることすら出来ない状態。
なかなか揺れがおさまらず、車に酔ったような気分。
看護師さんの「部屋から出ないでください!」の声に
心の中で、「動けませんけどーーー」と
ツッコむ余裕があるほど、なんだかんだ言っても
病院は1番安心な場所でした