私が腹膜透析を選んだ理由。 | 末期腎不全の備忘録。〜腹膜透析あれこれ〜

末期腎不全の備忘録。〜腹膜透析あれこれ〜

多発性嚢胞腎(ADPKD)と診断され、2021年2月より腹膜透析をはじめたキロク。

こんばんはニコ

 

消灯までの限られた時間ですが更新します。

私が腹膜透析を選んだ理由。

 

悲しくも腎臓が機能が低下し、

いま保存期であっても人工透析の可能性がある方は、

今後の治療法を検討していく上でどうしていくのか岐路に立たされます。

 

私は遺伝による多発性嚢胞腎なので

だいぶ早いうちから“将来は人工透析”と覚悟を決めていたせいか

「ああ、透析になったら1日おきに通院か、、大変。

でもしょうがない運命(さだめ)だから・・・(´・ω・`)」

と思いながらも、出来るだけ先延ばしにできるよう生活していました。

 

透析というと「透析クリニックに週3で通う」というイメージの方が多いと思います。

その後、病状が進行するにつれ先生に聞いたり、

自分で調べたりしながら情報収集をすすめていきました。

 

病院専門家ではないので簡略しますが、治療方法は大きくわけて以下の通りです。

 

①透析治療

  1) 血液透析

  2) 腹膜透析 

②腎臓移植

  1)献腎移植 

  2)生体腎移植

 

腎臓移植については今回割愛しますね。

 

いまこのブログをご覧いただいてる方の中にも

「で、腹膜透析ってぶっちゃけどうなの??」と

思われてる方もいらっしゃるかもしれません。

アメブロにも参考にさせていただいた腹膜透析パイセンたちがいらっしゃいますが、

血液透析の方々に比べたらやはり少ないと思います。

 

それもそのはず少し前のデータですが

日本にいらっしゃる透析患者のうち

腹膜透析患者はちょっと前まで3%、

ようやく4%になったかならないか・・・というシェアとのこと。

人数でいったら1万人ちょっと。

バックステージに観客入れない場合の日本武道館の1dayの人数。

全国から集まるのにチケットの倍率高くて当たる気がしません(何の話)

 

理由はあれど、とにかく少ないのです。

※腹膜透析が選択できない腎臓病もあるようです。

※残存機能の数値にもよります。

 

人それぞれ、ライフプランによって選択は分かれます。

年齢、家族、仕事、環境、未来・・・

色々な角度から何度も何度も検討して考えてだした結果、私は腹膜透析を選びました。

 

理由:面倒くさがり屋だから。

この言葉に尽きます。

 

 

どう考えても血液透析を選択すれば1日おきに病院に行くことなり

それ自体が面倒くさく苦痛になるのは自分自身が一番分かってます。

腹膜透析は永遠には続けられないのはわかっていても

数年後、血液透析になるまでの猶予として腹膜透析を選びました。

お腹からカテーテルが出るのも承知、仕事が続けられなくなってもそれはその時!

もう賭けですサイコロ

 

そうはいっても腹膜透析も毎日の透析やケアで既にうんざり。

傷はまだ痛いし、排液の時の下腹部のカテーテルの引きつるような痛みもあるけれど

でも、今のところ(まだ)後悔はしていません。

 

気持ちも変化するだろうし、

今後出てくるであろうゴミ問題やお出かけなど

この選択が合ってるのか間違っているのかわかるのはこれからです。

 

今はとにかく腹膜炎を起こさないように注意して

少しでも長く腹膜透析が続けられればいいなと思います。

 

 

 

退院の目処が立ちました。

カテーテル手術のことなど忘れないうちに今後書いていこうと思います。

 

 

ちなみに5年ぐらい前、心の整理がつくまえですが

「透析しない場合はどうなりますか?」

と当時の主治医にうかがったところ

「泡吹いて死ぬ。そんな人いない」と怒られました。

 

ご参考まで チュー