2013年のゲーム販売 (2月25日~3月3日) | アドベンチャーゲーム研究処

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アドベンチャーゲーム(AVG・ADV)の旧作から新作まで、レビュー+紹介を主として取り上げるブログ。(更新は不定期)
取り上げる範囲は家庭用のみです。

【ランキング】

今週の4gamer.net全国ゲーム販売数ランキング(20位まで)
今週のファミ通全国ゲーム販売数ランキング(ファミ通調べ 30位まで)

先週のランキング(アドベンチャーゲーム研究処)

【今週のADV販売】

レイトン教授と超文明Aの遺産 ( 初回生産分封入特典: レイトン教授・超文明の秘宝 宝くじ 同梱)
3DS『レイトン教授と超文明Aの遺産』
販売・開発:レベルファイブ 順位:2位(13.1万本)

「エルシャール・レイトン最後の冒険」を売り文句に発売された
『レイトン教授と超文明Aの遺産』は13.1万本(アスキー調査で店頭消化率45%前後)の初週。
初動規模としてはナンバリング前作『レイトン教授と奇跡の仮面』(12万本)や
昨年末に発売された外伝『レイトン教授VS逆転裁判』(12.9万本)こそ上回ったものの、
普及台数的に脂ののった3DSで上積みがほぼなし、という状況を鑑みれば
「脳トレブーム」の終焉とともにこのシリーズではメイン客だったライト層も
ごっそり“卒業”してしまった感は強く、商業的には良い引き上げ時だったと言える。のかも。

ゲームの出来そのものは、頭の体操こそパズル一辺倒な嫌いはあるが、
煩いだけだったストーリー性をほぼ廃してゲームイベントと化したシナリオや、
ギミックに富んだ画面作り、思い切ったオープンマップ化が功を奏して
クリックアドベンチャーとしての面白さは格段に上昇した印象なので、
実はコアなアドベンチャーファンの方が楽しめるのではと思うのだけども、
そもそもこのシリーズは「頭の体操」を目玉にしていたことを考えると
ADVに興味のない人間を惹きつけるものを失っているとも言えるため、
市場やユーザーがこれをどう判断するかは、なかなかどうして難しいところ。

保守的なシリーズにしてはなにかと変化の多いナンバーとなっているため、
商品としての結果は直ぐに出てくる(恐らく国内累計40万本届くかくらいの)はずだが、
ゲームとしての評価を受けるのには少し時間が必要になるのでは、とは思う。
個人的にアプローチとして評価したいのは圧倒的に「こっち」なので
商売として頑張って欲しいし、よりディープになった次回作にも期待したいんだけども。
こればっかりは多角的な意味での結果が出てみなければ解らないか。

【今週のゲーム販売】

PSVitaの値下げ効果は如何に、今週の新作。

↓それでもランキング一位は『真・三國無双7』。

真・三國無双7(通常版)

 ナンバリングとしては2年ぶりの新作だったPS3『真・三國無双7』は20.3万本スタート。『真・三國無双6』は初週25.3万本を販売しているので純減だが、リリース数として「無双」も流石に飽和状態で、しかも『ワンピース』と『北斗の拳』で挟むように「~無双」を展開していたのだから、まあ自然な流れとしか言い様が。

↓ちばりよーPSVita。

PlayStation Vita (プレイステーション ヴィータ) 3G/Wi‐Fiモデル クリスタル・ホワイト (限定版) (PCH-1100 AB02)

 この集計期間で本体値下げを行ったPSVitaでは『閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明-』が9.4万本(消化率:93.37%)を販売し、3DSの二作を上回る初週を記録。好調の要因はPSVitaの客層と合致したお色気路線、アニメ放送、タイムリーな本体値下げの3点が挙げられる。動いている規模的に新規ユーザーも入っているので、まあニーズを維持できるといいですネとしか。
 また、PSVita『ファンタシースターオンライン2 スペシャルパッケージ』も好調で、6.1万本(消化率:89.39%)を販売。こちらは無料DL版(アイテム課金)も配信していたので、需要はそちらにかなり吸い上げられているはずだが、想定以上にパッケージ版も動いたのが消化率から伺える。

 本体の販売数もこの2本を台風の目にした形で6.3万台を記録しており、この流れがSCEの押している『SOUL SACRIFICE』『ヴァルハラナイツ3』『討鬼伝』『ゴッドイーター2』のハンティングアクション4人衆へ上手くつながれば、週販1万台前後をウロウロするというあまりにも寂しい現状から抜け出すキッカケにはなりそうな雰囲気。

↓その他の動向。

 あとは、3DS『ドラゴンボールヒーローズ アルティメットミッション』が8.8万本で3DS初の『ドラゴンボール』だったこともあって好調。ただし評判は最悪。PS3ではハイブリットパック中心だったためゲーム専門は初だった『マクロス30 ~銀河を繋ぐ歌声~』は6.3万本でなんとも反応しにくい数字に。PSP『シャイニング・アーク』は5.5万本で前作の12.2万本より大幅に減じており、流石に限界が来ていたようで投入ハードを見誤った形。

↓んふんふ(『なめこ大繁殖』は本編を超える)

おさわり探偵 なめこ大繁殖

 読者の皆さんも(売れれば続編あるかもという下心ありきで)商業的には注視していたであろう3DS『おさわり探偵 なめこ大繁殖』は2.8万本の初動。『おさわり探偵小沢里奈』時代は数千本単位(特にサクセスが家庭用から手を引く間際だった『1/2』はかなり低水準だったと記憶している)でヒーヒー言っていた作品なので、無料ゲームの豪華版がここまでの数字を出すのなら大躍進と言って差し支えなさそうだが、評判は「キャラクターゲーム」として想定したものよりも低く、スマホで築いた「なめこ」のネームバリューを悪い形で現金化してしまった印象。念願かなって『おさわり探偵 小沢里奈 シーズン3DS』が発売されたものの、その頃は既になめこ熱は冷めきっていた…なんてありそうなシナリオだけは勘弁して欲しいけども。

主役不在だった、今週の旧作。

メタルギア ライジング リベンジェンス(通常版) 数量限定特典『サイボーグ忍者』カスタムボディDLC同梱/『MGS4雷電』カスタムボディDLC付き

 新作市場が賑わった関係で、先週の上位陣は大安定の『おかえり どうぶつの森』(7.4万本)を除けばTOP10からはじき出されている。注目の『メタルギア ライジング リベンジェンス』は2週目で6万本。推移としては平均的なところなので弄れる部分はほぼない。

【コメント】
アドベンチャーゲームサイド、買うか考え中。

3DS『GUILD02』、『01』との連動要素が公開に(公式)

『宇宙船ダムレイ号』は物語の真髄に迫るシークレットシナリオの開放とのことで。
…勘弁してください。

PS3『rain』公式サイトリニューアル“雨が止んだ!?”(Gpara.com)

発表時から気になっていたタイトルなので期待。

あの名作アドベンチャーシリーズの新作登場。復活したTrilobyteが,「The 7th Guest 3」の制作を発表(4Gamer.net)

ははは…ごめん、知らない。

『シュタインズ・ゲート 線形拘束のフェノグラム』ダルのシナリオが判明(ファミ通)

一枚絵の絵柄がどんどん変わってるんですがこれは。

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PS3『Z/X 絶界の聖戦』5/23発売!ストーリーや登場人物をご紹介(Gpara.com)

この何かのボタンを掛け違えた感こそ日本一ソフトウェアだから。

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DECOチョコの表記に、一瞬なにかがドキっとした。しいたけ的な意味で。

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ディズニーファンの矢口真里さんも「かわいい!」を連呼した,3DS「ディズニー マジックキャッスル マイ・ハッピー・ライフ」製品発表会レポート(4gamer.net)



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