イギリスの中学校 音楽 | イギリスからシンガポールの空の下・・から日本へ、そして再びのイギリス

イギリスからシンガポールの空の下・・から日本へ、そして再びのイギリス

イギリスのこと。
こどもたちのこと。
シンガポールのこと。
教育のこと。
インターナショナルスクールのはなし。
イギリス現地校のはなし。
時々柴犬のこと。

 

ハーフターム明け、

火曜からの4日間を乗り切った子どもたち。

 

今週はそんなに悪態をつかなかったおとうとくん。

今日は7:23に起きて7:32に家を出るというギリギリ様だったけれど、、

間に合ったのかな?

一回の遅刻でその日30分のDetention(居残り)となるから、きびしい。

 

イギリスの現地校に通うおとうとくん。

とにかく、どの教科も教科書がないので、

何をやっているのか見えないのだけど、

昨日はMusicのアセスメントだったそう。

 

音楽室のスピーカーがすごーくいいらしくて、

低音などがよく響き、

その音響でオリジナルの007とSkyfallが流され、

その迫力に感動し、興奮した様子で話してくれる。

 

公立校なのに、なかなか設備がいい。

 

それを聞いて思い出したおねえちゃん。

音楽の授業で一人ずつ歌のテストがあったが、

その伴奏のピアノを先生があらかじめ録音したものを使っていたらしいのだけど、

なんかラジオみたいので毎回巻き戻してやってた、らしい。

スマホでもなく。

「ラジオみたいの」って何だったんだろう。

ラジカセ?

おねえちゃんが何かわからないようなそれを使う(地方の)私立中学校。

 

 

そして、007の音楽。

今回のMusicの単元が「Film Music」だったらしい。

日本ではなさそうなテーマ。

それを元に映画音楽を掘り下げていく。

ここ最近ずっと、ジェームズボンドのテーマを毎日練習してる。

教科書はないけど、

それぞれの教科、プリントで課題やポイントが出されてて、

それも今やプリントされずスマホで確認してる。

さらには、おとうとくん学校にはボールペン一本しか持っていってない。

いつも上着の胸ポケットに入れてる。

ノート書くにも、アセスメントもボールペンでいいらしく、

「間違えたらどうするの?」

と聞くと、

ぐちゃぐちゃっと消せばいいらしい。

 

最後に実技もアセスメントがあって、

練習に際し、4段階に分かれる自己評価が提示されている。

 

ブロンズ

左手でコードがある程度正確にスムーズに弾ける

シルバー

コードとテーマ1がそれぞれ正確にスムーズに弾ける

ゴールド

両手でコードとテーマ1が弾ける

テーマ2がある程度正確にスムーズに弾ける

プラチナ

コードとテーマ1が両手で弾ける

テーマ2とテーマ3が正確にスムーズに弾ける

 





ただやるんじゃなくて、

何が求められているのかがわかり、ステップアップ感があるのがいい。

ピアノを習ってる子なんかは簡単にできてしまいそうだけれど、

そういう子たちはアセスメントも先にやれて、

あとは「他の子を手伝う」となってる。

 

映画音楽をやるっていうのも楽しそう。

カッコいいし毎日楽しそうに弾いてる。

見せてもらったプリントには「Pirates of the Caribbean」も出てた。

 

アセスメントでは、

オリジナルのとスカイフォールのとでテンポやメロディー、強弱などがどう違うか

を記述したそうで、

「Excellent answer」

という先生のコメントがスマホから見れて、

おとうとくん嬉しそうにしてた。



音楽もこんな風にやってるんだなぁ。

「ちがうねー」

と、おねえちゃんと感心する。