趣味でチェロを演っている高校時代からの友人のコンサートを聴きに行く。
会場で彼女とクラスメイトだった別クラスの同級生2人を見つけ、
コンサート終了後にお茶をしながら小一時間ほど話した。
彼女たちは、コンサートに出演した友人の友人たちである。
クラスは違えども共通の友人も多い。
彼女達のうちの1人、Yさんは同窓会で何度か会っているが、
もう1人のMさんは、今回初めて話した。
有名企業を退職して3ヵ月のYさんは、元バリキャリで見た目も若々しい。
初めて話したMさんは、家族の介護を終えて3年、今後は長期の海外旅行を計画していると言う。
そんな彼女たちと盛り上がる話題と言えば、これからの生き方である。
彼女たちは、
私がいまだに現役で仕事を続けていることに興味を持ってくれているらしいが、
私は、自分とは環境も生き方も違う彼女たちが、今後、どうするのかに興味がある。
定年後の生き方を模索中のYさんの場合、私との唯一の共通点は、夕飯を作るのがダンナだと言うことだが、
彼女には有名企業で長年勤めてきた輝かしいキャリアがある。
このキャリアがあれば、企業講師の仕事もできる。
独身のMさんの場合は、投資で得た貯蓄もあるらしく、加えて40年間、編み物を続けている。
《モネの睡蓮》をモチーフにした作品を編むこともあると言う…
今、ブームになっている編み物だから、カルチャーの講師としては最適だ。
そんなMさんは、
「円がもう少し高くなったらね」と言いながら、
フランスで部屋を借りて1ヵ月ゆっくり過ごす計画を語る…
「ホテル代はいらないから、その時は遊びに来て」と言うMさんの話を、
身を乗り出して聴く自分がいる。
実は昨日、
仕事関係者の奥さんがシンガポールで教員の仕事のため、単身赴任していると言う話を聞いたばかりなのだ。
3年間の条件付きらしいが、
自分にも、そんな生き方に憧れた時期があったことを思い出した。
あれは、いつだったか…JICAの資料を取り寄せた頃だ…
シニア海外ボランティアに挑戦するつもりだったのだが、
体調を崩して断念した。
それよりずっと前は、
自衛官を辞めた後で海外青年協力隊に申し込もうと思ったことがあったが、
結局、当時のTVやラジオの仕事をスパッと辞める勇気がなく、
日々の仕事に追われて、機を逃した。
私の夢は、いつか海外で暮らすこと…だったのだ。
海外で仕事するのは無理でも、1カ月くらい暮らせたら本望だ。
でも、それも今のところムリだなぁ…。
友だちの友だちの友だち…の話を聞きながら、心底羨ましくなった。
とても刺激になった。
次の土曜は、今日コンサートに出演した友だちと
第九合唱のオケ合わせに行く。
オケ合わせ一回で本番に出演すると言う試みだ…
40年ぶりの第九合唱だけど…Aが出ない。
明日から自主練だ、がんばろう!
