13年前の今日、
私と夫は喪服姿で新幹線に乗っていた…
広島の病院で急死した母の葬儀から帰るところだった。
夫が、
「今日はオレの誕生日だったんだ…」
と低く呟いたとき、
「散々な誕生日になったね、ごめん…」
と詫びた事を覚えている。
偶然だが、
家族の命日が自分の誕生日というケースはある。
妹は、兄の命日に生まれた。
兄が産まれてすぐに亡くなってから2年後だ。
私は、祖父の命日に生まれている。
祖父は戦前に亡くなっているので元気な頃の祖父を私は知らないが、
祖父を知る人たちから、私は祖父にそっくりだとよく言われる。
時々、この不思議な偶然は、何なのだろうと考える…
きっと存在を忘れてはいけないという事だろう…とも思うが、
私が生まれたのは、偶然ではない。
その昔、もし兄が生きていたら、
私と妹のどちらかは、生まれなかった可能性があるのではないかと妹と話した事がある。
兄が死んで1年後の冬に私が生まれている。
それから2年後の兄の命日に妹が生まれた。
「男、女と続いて生まれたら次は作らないよね」
と私が言うと、
妹が憤慨しながら
「お兄ちゃんが生きてたら、普通は間をあけるよね、生まれるはずがないのはお姉ちゃんのほうだよ」
と言う。
母が元気なときに、この事を訊くと、
妹は生まれて来なかったかもしれないと母は笑いながら答えたが、
たぶん、アレは私への思いやりだ。
その証拠に、
父からは何度も「オマエが男だったらなぁ」といわれて育った…。
不思議な偶然とは、
実は偶然ではなく意図して作られた場合もあるって事だ。
まぁ、月日が同じと言うのは確かに偶然だけれど…
😌
