晴れの天気が続いている…

が、乾燥した冷たい空気が身に堪える。

庭の樹々に水を撒こうとしたら蛇口は問題ないのにホースが途中で凍っていた…

早くに日が暮れるので愛犬の散歩も早めに行かなければならないが、

風が強い寒い日は、なるべく歩きやすくて身体に負担の少ない公園に出かける事にしている…

その1つに、自宅から車で15分の墓地公園がある。

この墓地公園では、
毎回のように出会う人々がいる。

…と言うより、この公園を《家がわり》にしているのでは?と思えるほど、

長い間、止まったままになっている車がある。

一台は、2年くらい前から表の広い駐車場に止まっている旧式の国産高級車、

もう一台は、
かれこれ4、5年前から公園の中程の遊歩道の路肩に止まっている軽自動車だ。


軽自動車の住人は、40、50代のやや太った男性、

旧式の国産高級車のほうは、痩せた上品な50、60代の男性だ。

このスラリとした男性は、どう見ても元会社経営者風で、

たまに、すれ違うとペコリと私たちに軽く会釈をすることもある…


最近は滅多に出会わないが、
車だけは同じ場所に置かれている…

最初は、家族から追い出されたのかしら?とも思ったが、

最近は、行くところがなくて仕方なく此処にいるのだろうと、夫も私も思っている。

どうみてもワケあり、である。


一方の軽自動車の男性は、
もう長く此処で暮らしているらしく、

人の通る時間帯や春と秋のお彼岸や盆休暇の前後には一時的に姿をくらますなどして、
上手く人目を避けつつ暮らしているようだ。

とはいえ、
冬の寒さが身体に堪えないわけがないだろう。

行き場のない人たちが、せめて暖を取れる場所はないものか…


東京都では週休3日制を導入する案が出ているとか…

公務員から働き方改革をしないと民間が動かないという事なのかもしれないが…

冷え込んだ地方の、特に人手不足や経営難に喘ぐ民間企業からすれば、それらは非現実的だ。


現実をよく見てほしい。

居場所をなくし墓地公園で寒さに耐えながら車中で過ごす人がいる…

せめて、ご先祖様の霊が守ってくれますように…

祈っている。