関西にいた頃、
局アナを辞めた後でタレントプロダクションに所属していた事があった。

そこにフリーアナウンサーとして在籍し大阪や京都の放送局の仕事を請け負っていたが、
どうしても馴染めない事があった。

例えば自分を売り込むこと。

マネージャーから、
「控えめは美徳ではないよ!」
とさんざん言われて、

「用がなくても局まわりしなさい!」
とハッパをかけられた。

何をしに行くのか?と訊くと

「なんでもエエやん!顔見せにいって顔覚えて貰わんとな」

と言う。

それは私にとって、絶対にムリというほどハードルの高いことだった…。

そんな昔の自分を思い出す時、
決まってMCの仕事での苦い記憶がよみがえる。

キャンペーンで訪れた歌手やタレントの名前を間違えたりなど、
顔から火が出るような言い間違いもある。

ゲストの野球評論家の新幹線が1時間も遅れ、時間どおりの進行ができなくなり、
イベント主催者から進行台本を投げつけられた事もあった。

そんな苦い経験ばかり思い出す。

なぜ、
良い経験は忘れるのに苦い経験は覚えているのだろうか…?

最近読んだ心理学の本に
《嫌な記憶は自動再生される》とあった。

自動再生させないようにするには、どうすればいいのかについては、

前向きに物事を考える事らしいが、
残念ながら今の私には難しいように思う。

全て前向きに…って、
タダのアホではなかろうか?

ちょっとだけ、ムリなくできそうなのが
趣味に打ち込んだり、
綺麗なものを見たり、
犬連れドライブしたり…で楽しみを作ることだ。

昨日は、Halと軽井沢で遊んできた。

天気も良く、21℃という丁度よい気温ではあったが歩いているとじっとり汗をかいた。

ゆっくり街を散歩し、歩き疲れたらカフェテラスで休む。
グリーンカレーの美味しい店も見つけたり、ソフトクリームやケーキなどのスイーツを食べたり…






のんびりと過ごす休日の軽井沢を満喫した。

私の《軽井沢でお汁粉屋をやる夢》は叶わなかったけれど、

軽井沢には息子たちが幼稚園児だった頃から小学生になるまで、
毎週のように訪れた記憶もある。

もう、あの頃のようなウルトラマンの専門店も、タケシさんのカレー屋も、梅宮辰夫さんの漬物店もなくなったけれど…

そこかしこに息子たちと過ごした懐かしい思い出がよみがえる。

嫌な記憶を、
良い思い出で上書きする方法は今のところなさそうだが、
それらを思いっきり忘却の彼方に追いやりたい。

忘れたい。

もう、ぜ〜んぶ忘れたい。
(~_~;)