24日の午後3時、

広島空港からリムジンバスとタクシーを乗り継いて披露宴会場に到着。

会場スタッフが入り口で私たち夫婦を待っていてくれたらしく、すぐに案内してくれたが、
既に挙式が終わって、
披露宴前のインターバルで親族紹介をするタイミングだという…

すぐに持ってきたスーツに着替えて、
親族だけが控えている挙式場に飛び込んだ。

最前列にいる妹と目があった。
私たち夫婦を見るなり顔がパッと明るくなった、安心したようだ…

両家の初顔合わせである親族紹介は自己紹介で行うのだが、
マスクをしたまま言う人と、マスクを外して言う人それぞれだ。

私は化粧直しどころかリップだってつけていないので、
メガネとマスクのまま自己紹介をしたが、
それだけでは覚えてもらえないだろうと、敢えて、居住地を伝えると、新婦側の親族からどよめきが起こった。

たぶん列席者の中では、1番遠くから来たのだろう。

何より妹が嬉しそうだった。

彼女が度々LINEしてきたのは《親族紹介》の時間に間に合うかどうかだったのだ。

最近の結婚式では仲人こそ立てないが、
地方都市に於いては、まだまだ昔ながらの《家と家》の付き合いを重んじる風潮がある。
妹の婚家の場合も例外ではない。

親族紹介の時間には間に合わないだろうと諦めていただけに、
妹の願いが叶ったことが、その表情から伝わってきた。

披露宴では、
甥っ子である新郎の伯母夫婦の私と夫、
それに、同じく伯母夫婦に当たる妹の夫の姉夫婦が同じテーブルだったが、

当初は参加予定だった島根の親戚の欠席が影響してか2、3人分のスペースが空いたままだった。

妹が気にしていたのは、この空いた席だったのだ。

私たち夫婦が来なければ、より空席が目立ったというわけだ。

あちらのお姉様夫妻は私たちより5、6歳年上のはずだが、見た目もゴージャス。

綺麗に髪をセットして付け下げ訪問着姿、
マスクも着物柄に合わせた華やかさだ。


それに比べ、
私といえば、一応フォーマルではあるものの、ベージュのシルクのミディアム丈のツーピースにゴールドのコサージュというシンプルな装い。

とりあえず違和感はないにせよ、髪がひどい。

出発前にスプレーでセットしたのがアダになって、
忌野清志郎風にあちこち無造作に飛び跳ねている。

(髪だけパンクでスーツがクラシックってありえん!)

そう考えつつも、
パーティ会場で新郎新婦の嬉しそうな顔をみた途端、

万感の思いが湧いてくる新郎のゴッドマザーであった。

(T ^ T)