先だっての小泉進次郎氏と滝クリさんの記者会見で

滝クリさんのことを小泉元総理が

「司会者か」と言ったとかで、取材陣の笑いをとっていたが、

フリーアナウンサーという言葉が、滝クリさんには物足りない印象を受けるのは、

五輪誘致のプレゼンであまりにも有名になった事と、動物愛護の活動家としても知られているからだろう。


有名人であり様々な活動をしている滝クリさんを的確に表す肩書きは

やはり単なるフリーアナウンサー…ではないだろうと思う。


特に、

“国会議員夫人”が加われば尚更だ。



日本は肩書社会だ。


何がなんでも肩書きをつけなければ気が済まない人もいて、

私もよく

仕事を受けるときに、肩書きを訊かれる。


セミナーの時は、講師で良いが、

たまに何と答えようかと迷う事がある。



その昔、県のある“偉いさん”から

「あれこれやるのはいいが、それは、傍目から見ると、ここぞというモノがないということだよ」

と言われた事があった。


自分でも、何がやりたいのか、何が得意なのかを決めかねていた時期だ。


専門性が大事というのは、よくわかる。

“偉いさん”は、続けた。

「何かを依頼しようとする時に、アレもコレもできます!という人間より、コレが得意です、という人間の方が使いやすいんだよ」

…と。


そして、

「アレもコレもできます、というヤツに限って使ってみると“期待外れ”というのが多いんだよ」

とも言い切った。


辛辣だが当たっていると思う。



では、得意分野とは何か…


まず間違いなく言えることは、

それはブレずに長年続けてきて、

しかも依頼主が相応の対価を払い、満足してくれる事だ。


自分が一番やりたい事と合致しているとは限らない。

肩書きに、どう記そうと自由ではあるが、

国家資格以外の肩書きは、

必ずしも実力と合致しているとは限らないと私は思っている。


今の時代はネットで調べれば、

過去にどんな仕事をしてきて、どんな評価を受けてきたかは簡単に情報を得ることができる…

経歴詐称やハッタリは効かない時代だ。


趣味のレベルのことを名刺に刷り込み、

アレもコレもやりますというスタンスの“なんでも屋”は通用しない。


いわゆるフリーランスの仕事をする私のような者が、

名刺にアレコレと書いて、
欲張ったところで、たかが知れている…のだ。


なので、

この頃は、仕事の依頼が来る度に

「自分の今のレベルでギャラが貰えるか?」

と、考える。


ラジオ局の話し方・コミュニケーション研修や企業の人材育成の講師は16年、

ナレーターや式典司会の仕事は30年以上になる。


こども園の「お歌のせんせい」も10年以上続けているし、

年に1、2度は歌手としてコンサート出演の仕事が加わる。

このblogのタイトルどおり、全て“声の仕事”だ。


肩書きに、

“声の仕事・請負人”とでも書こうかな…。