避暑地として知られ、

一時の賑わいはなくなったものの

依然としてアジア系の外国人観光客には人気のある軽井沢の中でも、


比較的静かな室生犀星記念館やレイクガーデン周辺は特に私のお気に入りの場所だが、

軽井沢銀座を避け、

裏通りに一本入ったところの旧い別荘を見て廻るのも、また楽しみの1つ。

何が楽しみかって、

そこに、かつて棲んでいた人の顔を想像しながら、

暮らしぶりを勝手に妄想するのが愉しいのだ。


昨日は、

5年前に町の文化財に指定された八田別荘の周辺を散策した。


築125年の外観は、意外なほど質素な印象…



見学には事前予約が必要らしく入り口にはロープが張られていた。



もともとは個人の持ち物だったようだが、

旧い建物で維持管理が大変なのだろう…町に寄贈されたという事だろうか?


有名な建築家が造ったとかではなく、

建物そのものの価値云々ではなく、

軽井沢の“別荘第1号”ということへのオマージュを込めて、

遺されているのかな…?


中には和室もあるらしい。

湿気の多い軽井沢で、畳のある木造建築物を管理するのは大変だなぁ…。


…で、


この文化財のHPによれば

八田裕二郎氏は、この別荘を建てた後、

《日本人に夏の転地療養に高原の軽井沢へ別荘を建てることを勧めた》

のだそう…。


もし、そんな歴史がなければ、


上皇様と上皇后様のテニスコートの出逢いは、

なかったかもしれない…。