散歩中の保育園児が巻き込まれる悲惨な事故が大津で起きた。


二台の車同士の追突事故が、2人の2歳児の命を奪った。


歩道での信号待ちの園児たちに突っ込んできた軽乗用車は直進で、

ぶつかった普通車は右折車だったようだが…


運転していた50代と60代の女性は、

2人とも現行犯で逮捕されたとニュースは伝えていた。


保育園側の記者会見では、

冷静に話す社会福祉法人の男性副理事長とは対照的に、

園長は取り乱し、とても応えられる状況ではないようだった…

当然だ。


亡くなった園児や、その親御さんの事を考えるといたたまれない。


私個人の見方だが、この記者会見は、

マスコミ各社が、保育園側の危機管理体制に落ち度が無かったかを確認しているように思えた。


事故を起こした車の責任は明らかだが、

子供を預かるという立場の保育園には、説明責任があるという事なのだろう…

本当に辛い会見だ。

2歳の子供たちを引率していた保育士さん3名も被害者だが、

責任問題の有無を問われれば、責任を感じてしまうのではないか…

とても気の毒だ。



今回の事故は他人事ではない。

不幸なことが重なりすぎた事故だが、

運転する者なら、誰でもが加害者になり得るということだ。


どうすれば、こういう不幸な偶然の重なりを防げるのだろうか…

そう考えた時、

昨日、読んだ本に、そのヒントがあった事を思い出した。


東大大学院の中尾教授の「失敗の研究」という著書だ。


それによれば、日々の感度の劣化が大事故に繋がるのだという…


例えば、私の場合を考えてみると、


運転して仕事先に向かう際、

幹線道に出るまでの田舎道で、

一台も対向車とすれ違わずに目的地に着ける日もあれば、

狭い場所で何度も対向車とすれ違う日がある…


また、幹線道に出てからも、

タイミングよく信号が青でスムーズに走れる場合もあれば、

なぜか毎回、黄色の時もある…



そんな時に、

何も考えずに漫然と運転するのと

( なぜだろう…)

と考えることの違いだ。



どちらが事故を防げるか、と考えれば

(なんか変だなぁ)と、

“違和感”のセンサーを働かせることが事故を防ぐことに繋がるのだそう…


日々の生活の中で、

“小さな違和感を持つこと”が、

危機管理に繋がるのだと、中尾教授は述べている。



交差点を走行する場合は、直進だって減速して走行する…

歩道上で信号待ちをしている小さな子供がいれば、徐行するくらい注意する…

いつもの道だから、という運転のマンネリ化が事故に繋がる。


50代、60代は、違和感の感知センサーが特に鈍くなっている時期なのかもしれない…


とにかく、

事故は、もはや他人事ではない。