昨年の事件発覚直後に

たまたまラジオで取り上げられているのを聴いて、

大手ハウスメーカーの不動産部が騙されるほどの巧妙な手口に驚いた。


特に、

そのターゲットとなった廃業旅館の女主人を装った“病気で入院中の老女”を演じた女や、

土地取引の諸々に関わったとみられる複数の男たち…

私は、車の移動中に聞きながら、

“地面師”とは何者なのか…

あれこれと、その姿を想像し、

不気味な仮面をつけた複数の男女を想像した。



ラジオの解説は、想像力を膨らませるには充分な内容だった。


最後に「犯人は捕まりますか?」

というパーソナリティの質問に専門家は

「非常に巧妙な手口で、複数の人間が絡んでいて難しい」


と答えていたが、

プロの詐欺集団による60億円もの損害に驚きつつも、

騙された企業側担当者は、どのような思いをされているだろう…と、気になっていた。



その地面師グループが、ようやく逮捕されたという。

さすが、警視庁だ。


逮捕された60代の女とあるのが、

マスクで顔を隠して、

ほとんど何も話さなかった…という“病気の女主人”役だろうか…?



なんだか、ドラマや映画になりそうなストーリーだが、

所有者の高齢化等で充分に管理されていない都会の土地は、

“地面師たち”の格好の餌になるという事実、


そして、

恐らく、そういう土地が他にもたくさん存在するという事も

忘れてはいけないのだ。



しみずゆみ