続、鼻血!
ごめんください ぴんぽーん
誰かいらっしゃいますか?
もう4日も前からこのドアの前で、オレ大きい声だしてるけど、みんな返事くれないから、そのままここにいてもしょうがないから、まあいいや。話します!
ところで、目をつぶらなければならない、息を止めなければならない、ご気分を読まなければならない、
ま、そんなめんどくさいの話じゃないけど、みんなの気持ちも異常にわかってる。
けど、みんなに認めてほしいのは、山本君の話もそうだし、鼻血の話もそうだし、
そんな、簡単に話すことはできない。
新宿の話もそうだし、そんなカンタンに口からでない。
のどにつまってるの。みんなの応援が必要。自分だけの力では話できない
話すことを考えるだけで、映像のように、ああいう美しい時間が思い出される。
すべては思い出が深すぎて、思い出すだけで、興奮状態ですごくトランスみたいな状態で
手がブルブルブル。こんな状態で4日間だったから、大変な状態に僕はいた。
深呼吸しても、なにをやっても、きかない
大変なことなんですけど、僕がこの話をするには、みんなの協力が必要です
でも、今日はちょっと頑張ってみます
まず、山本君
彼はオレと日本をつなぐ人物であり、あの長い夜の後、いろいろあった
身振り手振りから言葉を使えるようになるまで、2人がはじめに使った言葉は、中国語
彼は異常に美しい、礼儀正しい、やさしい、責任感が強い
日本の美徳そのもの
この美しさを感じて、私は日本にやってきた
あんまり彼が美しいので、彼は私の人生ではじめて惚れた男になった
今、オレは汗をかいている
もう、惚れるって言うだけで、汗がでる
あ、ごめんなさい やっぱり山本君の話は今日はヤメ
手がふるえる 全身が揺れて、震度5℃
今日は、彼は美しいということで
まだ心の準備ができていないから、また今度で
今夜は新宿の話で、みんなガマンして
オレは、アフリカを出た頃から今までずっと、ある夢を追いかけてた
そして、新宿に足を踏み入れたオレは、その夢はここなら叶えることができると確信した
(でも、それは国連のみんなに邪魔をされてしまったが 私の「新しい宿」は、あまりにも
和風からとはかけはなれていたから オレはさくらHOUSEから脱走した)
そして5日前、オレの元に舞い込んだニュースが
オレと新宿を永遠に結んだ
これも、話すことを考えるだけで
鼻の中に赤いものが充満してきた!
ごめんね、やっぱ今日はムリムリムリ
オレにはムリ あ~まさかムリ とにかくムリ ていうかムリ やばいムリ まじムリ
でもな~話そうかな~
じゃ話します! やめます… 話します? やめます! 話しますか? やめます… …永遠につづく