橋の上でスパイを交換する
1960年、米ソ冷戦下でおきた true story
スピルバーグ監督×トム・ハンクス 鉄板のコンビ
2015年公開作品、日本公開は今年の1月のようです
あらすじ
保険関連の敏腕弁護士ドノヴァン(トム・ハンクス)は、ソ連のスパイであるアベル(マーク・ライランス)の弁護を引き受ける。ドノヴァンの弁護により、アベルは私刑を免れ懲役刑となった。5年後、アメリカがソ連に送り込んだ偵察機が撃墜され、乗組員が捕獲される。ドノヴァンはCIAから自分が弁護したアベルとアメリカ人乗組員の交換という任務を任される…。
何度か接見しているうちにドノヴァンとアベルの間に「友情」のような物が芽生える
アベルは映画やドラマで見るスパイとは大きく異なり誠実で物静かな人物
指示にしたがって地道に情報を集める
私には愛すべき人柄に映った
「友情」が芽生えるのも納得できる
アベルを演じたマーク・ライランスの抑えた演技がとても素晴らしい
この作品でアカデミー賞助演男優賞を受賞している
橋の上での交換の時
アベルのその後を心配するドノヴァン
アベルが言う
「試してみよう。私を抱きしめるか、ただ車の後部座席へ座らせるか。」
アベルは抱きしめられることなく後部座席へと案内される
その様子を見つめるドノヴァンの横で
帰ってきた部下を抱きしめ喜んでいる様子が映し出される
アベルを乗せた車が去っていくのを心配そうにいつまでも見つめるドノヴァン
ドノヴァンの感情が私にも流れ込んできた
エンドロールでそれぞれの人物のその後が知らされる
アベルは故郷に帰り家族と再会した、との文章に安堵する
ベルリンの壁をソ連が建設していた時代のお話
壁を越えて自由になろうとする人々が容赦なく射殺された時代
列車の中からその光景をドノヴァンと乗客達が目撃する
胸が痛む
でも、そんな時代はあった
今も…悲しいけれど
世界のどこかにある
重いけど
こんな映画も好き
予告編
興味があったらTUTAYAへ

明日は久しぶりにお出かけしてきます
レモンの島へ
