こんにちは!
今日は私のアメリカでのキャリアの始まりとなった泣く子も黙る多国籍企業Aに入社した話です。
アメリカには13年前に引っ越してきたのですが、
最初は大変だったですよ、まじで。
一番びっくりしたのが、仕事に就くハードルがめちゃくちゃ高い、ということ。。。
- 求職するポジションに関係する職歴(スーパーの店員、レストランのサーバーでさえも関連する職歴が求められ、そしてマジで落とされる‼)
- Referenceといってその人の人間性や能力を証言してくれる元同僚
が必要だったんです
で、まず、私の特技は日本語しかない状態wwで、もちろんReferenceなんてない状態
もうどこでも雇っていただけたら頑張りますというゼロからの出発で、
未経験でカスタマーサービス(接客)で雇っていただいた日系小売店。。。
1年くらい経ったころ、業績悪化で閉店になり突然レイオフになりました(アメリカあるある)
次は日系企業に9カ月更新型の派遣社員(翻訳)で入りました。
そしてこれがいじめの巣窟(きゃー)
まぁ私もいじめられて
でも、
給料をいただきながら英語の勉強をさせていただいていると言い聞かせながら、
手に発疹が出るまでストレスを受けながら仕事しました。
で、8カ月経った頃、通院で2回有給を取ったらすぐクビになりました。
(有給なのに⁉そして12月というクリスマス時期)
するとここから次々とミラクルが。。。
ミラクル①
忘れもしないクビになった同じタイミング、12月27日とかそのあたりの超年末、
泣く子も黙る多国籍企業Aが日本語のカスタマーサービスのエントリーレベルのポジションを初めてオープンしたんですよ❕
ミラクル➁
もちろん、上記した
- 求職するポジションに関係する職歴
- Referenceといってその人の人間性や能力を職場の同僚として証言してくれる元同僚
が必要だったのですが、
- 日系ショップの店員の職歴。しかもそこで在庫計算システムを作ったエピソードあり。(手で数えていたので売り上げから計算するシステムを作りました)
- 例のいじめの巣窟で、それでも助けてくれた神のような人がおられたので、その方にお願いしたら快諾して頂いたのでそのお方をReferenceに入れて
応募要件を満たすことができたんです
まさかの接客の経験といじめの巣窟で得た人脈が履歴書に掲載できる武器に!
ミラクル③
たまったま夫の友人が同年秋に私が住む都市に引っ越してきており
その嫁がその多国籍企業Aに勤めていたので、
知り合い枠で応募することができました!
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無事書類選考を通り、一時面接。
鉄壁の面接準備をして、そして連絡待ちという段階2か月。。。
(この企業は選考時間が長いので有名。旦那の友人の嫁は7カ月返事待ちだったとかww)
HR担当者に連絡しても「もうちょっと待ってね」のお返事ばっかり。
この時、1週間最低3件応募すると失業保険をもらえるルールで失業保険を支給してもらっていたのですが、
ここにきてなんとなく応募していた日本語幼稚園Bがなんと合格に。。。
ここよりは憧れの泣く子も黙る多国籍企業Aに入りたいけどなんせ結果がわからない、
もうその日本語幼稚園Bにいくしかないかという状況で、
入社しますという意思を伝えました。
もうだめだったか。。。と思いました。
ミラクル④
するとその2日後、なんと泣く子も黙る多国籍企業Aから2次面接の連絡が
嬉しい一方、日本語幼稚園Bにどう言おうかなと思ったけれど、
正直にこの幼稚園に伝えると、
保留にしておくから、受けてきてと言っていただき受験しました。
そしてついに、
2次試験に合格して、多国籍企業Aに入社できることになりました
(日本語幼稚園Bからは頑張ってという暖かいお返事をいただきました)
そして受かったのは応募者多数のうち、私を含めた2人のみ!(まさに奇跡)
こんな感じで、なんと失業したのと同じ月に誰もが憧れる多国籍企業Aのポジションがオープンして、
4カ月後に奇跡の入社。禍福は糾える縄の如しを身をもって体験しました。
また、いじめの巣窟でとことん自分の英語に添削を入れられたおかげで、
ネイティブの英語がどんなものか分かりました。
数カ月間地獄で耐えた意味もあったんです。
そこから8年間、
底辺のカスタマーサービスから、
昭和時代wwに培った努力と精神力で、
1年後にはカスタマーサービスからバックエンドの部署への移動を果たし、
その後は2年半に一度昇進するというスピードで、
マネージャーレベルまで到達しました。
当時は見えないものとの交信も何もできなかったのですが、
いじめの巣窟wwに通勤するときに、
「まじ辛い。おばあちゃん助けて涙」と亡くなった祖母にお願いすると
10ドル札とか5ドル札が道に落ちていること数回
なんか「とにかく今はがんばれっ」と言われてるような気がして、涙を拭いて前を向いたのを覚えていますこれはミラクル⑤
まとめですが、
目の前の出来事の意味づけは、未来の自分にまかせて、
希望を捨てずに自分の人生を信じて目の前のことを精一杯こなすことで、
道が開けていくのではないかな。。。
あと、「私なんて」と思わないことです。
謙虚な昭和時代の日本人がやってしまいまいがちな「身の程を知る」というこの表現。。。
日本語は好きですが、これはちょっと違うかな。
これは同僚のアメリカ人数人もしくは全員から学びました。
日本人のこの謙虚さがアメリカ人のどこにも見つからないww。
だいたいみんな「俺はこのレベルまで昇進する、しかもできるだけ早く」っていう純粋な野心しかもっていない。
でも他を蹴落とすという態度はゼロで、みんな普通にいい人。
比較で自分を評価してないからだと思います。
そしてほんとにどんどん昇進していくという。。。
アメリカ人の自己肯定感の高さはほんとです。
これを目の当たりにして、私も彼らの思考の真似をするようになりました。
そして今では、
「私どこまでいけてしまうんやろ、楽しみ」
っていう風に思うようになりました。
宇宙がアサインした目の前のことに全力を尽くす、この連続で少しずつ自分の望む方向へパラレル移動して、そこに自己制限がないとパラレルジャンプも出来てしまう、のかなと思います。
誰かのヒントになれば幸いです!
*これは日本人の方向けなので英語バージョンはなしにします