心というものは、熟練した技師が精巧な機械を手足のごとく動かすように使わなければいけない。心も体も自分だと思っちゃいけないんだ。’自分のもの’であって、’自分’じゃないんです。

 中村天風ー

 なかなか、こういう風に’自分の心と体’を’自分’でコントロールできないものです。まるで、高いところから自分の心と体の動きを冷静にみて精緻に動かしているようです。では、ロボットのような人間になれといっているのかというと、決してそうではない。血肉通った、感激の人間になれと別途いっているわけですから。なかなか、こういう心境にはなれませんが、こうなれると、人生、心身ともに、もっと楽しくなるとおもいます。