怒り、悲しみはどんな哲人でも感じるようです。
ただ凡人と違うのは、そのようなネガティブな気持ちが生じたらすぐに消してしまう方法を身につけていることのようです。

もう一つ違うのは、人を決して憎まないという事です。多分、人を憎むということは、心理的には自分を憎むことにつながるからだと思います。憎しみを感じたら、こころの中でありがとうと言えば良いようです。なかなか口に出して本人には言えませんからね(笑)。
 中村天風は人を憎んだ事がないと言っていたらしいです。でもスパイとして敵国に潜り込み、散々人を殺しています。ありがとうと言いながら殺したのかどうかはわかりませんが、倫理感は今の時代とかなり違ったことは事実でしょう。