ー 荀子の学問 ー

学問とは出世や生活の手段ではない。本当に困った時に悲鳴をあげたり、心配事のために心病んでぺしゃんこになるようでは学問が身についていない。何が幸福で何が禍(わざわい)か、物事がいかに始まっていかにおわるかということを知る、そして心惑わず生きる事が学問を身につけたということだ。

なるほど、検索やAIでつくった答えは学問にはならないわけだ。真の幸福と禍(わざわい)、心惑わない真実を究める、これはいかに生きるかという学問であり、人間にしかできないことだ。

学問を極めると、人間本来持っている良心に目覚め、幸福な人生を歩めるようにおもえます。そんな考えを荀子は持っていた。